高校全国3冠から低迷「腐っていた」 深夜カラオケ、コンビニ通い…復活日本一の陰にクックパッド――世古和
一度は失いかけた情熱を取り戻し、自らの努力で再び這い上がってきた。陸上・部門A女子100メートル決勝に出場した世古和(せこ・のどか=NAC)は、2018年の日本選手権で100メートル日本女王に輝いた実力者。怪我や私生活の乱れで不振に陥った大学時代の経験を糧に、次世代の育成に力を注いでいる。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 第17回エコパトラックゲームズ(11/3)
一度は失いかけた情熱を取り戻し、自らの努力で再び這い上がってきた。陸上・部門A女子100メートル決勝に出場した世古和(せこ・のどか=NAC)は、2018年の日本選手権で100メートル日本女王に輝いた実力者。怪我や私生活の乱れで不振に陥った大学時代の経験を糧に、次世代の育成に力を注いでいる。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)
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35歳の元日本代表が、決勝の舞台で意地の走りを見せた。
部門A女子100メートル決勝。世古は大学生ら若いスプリンターの背中を必死に追った。結果は優勝した小針陽葉(駿河台大2年)と0秒6差の12秒34(向かい風0.2メートル)で9位。
現在はマスターズの大会も走るベテランは「シーズンを通して走る本数が少ないので。若い世代と一緒に走ることで、すごく励みになっています」と充実感を漂わせる。
三重県伊勢市出身。中2の頃に本格的に陸上を始め、翌年には全国中学校陸上200メートルで6位入賞。宇治山田商高(三重)では3年時のインターハイ、国体、日本ジュニア選手権で100メートル3冠を達成し、高校No.1スプリンターの称号を手にした。
ただ、名門・筑波大に進学後は苦しい時間を過ごすことになる。
1年時こそ日本ジュニア選手権の100メートルで優勝するなど活躍したが、以降は怪我の影響で精彩を欠き、陸上に対する情熱も徐々に失われていったという。
夜中の12時までカラオケで遊び、コンビニでロールケーキやジュースを買い込む。大学の講義が始まるギリギリに起床し、朝食も摂らず、眠たい目を擦りながら授業を受ける日々。
「本当に腐っていた。競技に出ないのが当たり前の生活をしていたので。生活が適当なくせに気持ちだけはあるので、噛み合っていなかった」
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