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“早稲田政経”の主将が引退→総合商社へ「ビジネスパーソンとして世界を」…その前に見たい箱根優勝の景色――早大・小平敦之

1日の全日本大学駅伝(愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前、8区間106.8キロ)で、早大が5時間3分31秒の大会新記録で優勝を果たした。4区(11.8キロ)で主将の小平敦之(4年)が、33分24秒の区間4位の好走で16年ぶり6度目の頂点を手繰り寄せた。卒業後は競技を引退し、総合商社に就職する。その決断に至る思いは――。

大学で競技を引退し、卒業後は総合商社に進む早大・小平敦之【写真:黒澤崇】
大学で競技を引退し、卒業後は総合商社に進む早大・小平敦之【写真:黒澤崇】

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 全日本大学駅伝

 1日の全日本大学駅伝(愛知・熱田神宮西門前~三重・伊勢神宮内宮宇治橋前、8区間106.8キロ)で、早大が5時間3分31秒の大会新記録で優勝を果たした。4区(11.8キロ)で主将の小平敦之(4年)が、33分24秒の区間4位の好走で16年ぶり6度目の頂点を手繰り寄せた。卒業後は競技を引退し、総合商社に就職する。その決断に至る思いは――。

 早大は世界で戦える選手の育成を目指している。主将の小平もまた、海を越えた活躍を見据えていた。ただし、その舞台は陸上ではなく、ビジネスの世界だ。

 卒業後は総合商社に入社する。数ある職種の中で商社マンを志した経緯を、こう説明した。

「(エースの)工藤(慎作)や、後輩たちが世界を目指していく中で、自分はビジネスパーソンとして世界を目指したい思いがありました。商社は世界で活躍できる。その幅広いチャンスがあると思って選びました。自分が何をしたいんだろう、どういう価値観があるんだろうと深堀りをしていく中で、辿り着いたのかなと思います。大学3年の春ぐらいには、ある程度、考えが固まった上で就職活動をしていました」

 銀行など金融系も考えたが、世界を舞台に活躍できる可能性に魅力を感じ、総合商社に就職を決めた。

 千葉・柏二中1年の時に、TBS系「炎の体育会TV」で大迫傑と共演したことがきっかけで、早大に憧れを抱いた。高校は早実(東京)へ。陸上だけでなく、学業にも力を注いだ。内部進学で早大の中でも難関中の難関である政治経済学部に進んだ。

 もともと競技は大学までと入学時から決めていた。1学年上には山口智規(現SGホールディングス)、同学年には「山の名探偵」こと工藤慎作がいた。1学年下には山口竣平、2学年下には鈴木琉胤が入ってきた。世界で戦える素質を持つ“化け物”たちが身近にいた。刺激を受け、努力を重ねた。一方で、努力だけでは超えられない壁があることも身をもって知った。

 自分の強みは何か。組織に還元できることは何か。突き詰めて考えた。専攻は「労働経済学」。マネジメントに関する本なども読んだ。

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