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荷物が重いと肩や腰がつらい…グレゴリー「バルトロ65」が27kgを支える仕組み

テント泊などで荷物が重くなると、肩や腰への負担が気になるもの。2026年のグレゴリー「バルトロ65」は最大耐荷重27kg。フリーフロートA3や背面構造など、重い荷物を支えるための工夫を公式情報から解説します。

10秒で分かるポイント

バルトロ65は、テント泊などで重くなった荷物を「どう体で支えるか」まで考えた65Lバックパック。

  • ・2026年モデルは最大耐荷重27kgまで向上
  • ・「フリーフロートA3」が体の自然な動きに追従しながら荷物を支える
  • ・背中や肩の肌当たり、荷物の取り出しやすさやポケットの耐久性まで改良

 テントや寝袋、食料、水、着替え。泊まりを伴う登山では、必要な装備を詰めていくうちにバックパックがどんどん重くなります。

 容量の大きなバックパックなら荷物は入ります。しかし、問題はその先です。

 「荷物が重くなると肩や腰がつらい」「長時間歩くとバックパックに振り回されるように感じる」。そんな悩みが気になる人もいるでしょう。

 GREGORY(グレゴリー)の「バルトロ65」は、65Lの収納量だけでなく、重い荷物を背負った状態でどう体を動かすかまで考えた大型バックパックです。

 2026年モデルではサスペンションを見直し、本体の剛性を向上。バルトロ65の最大耐荷重は27kgになりました。背面やショルダーハーネス、サイドポケットなどにも改良が加えられています。

荷物が重いと肩や腰がつらい…27kgをどう体で支える?

 重い荷物を背負うとき、肩だけで重量を受け続ければ負担が気になります。

 バルトロ65で、重い荷物を支える中心的な仕組みになっているのが「フリーフロートA3」です。

 メーカーは、このサスペンションについて、重い荷物を支えながらも歩く人の自然な動きを妨げず、体の動きに合わせて柔軟に追従するよう設計したと説明しています。

 その一つが、体の動きに合わせて可動するフリーフロート回転ヒップベルトです。

 腰回りを完全に固定するのではなく、歩行中の動きにヒップベルトを追従させることで、重いバックパックを背負った状態でも自然に動けるようにしています。

フリーフロートA3

 難しい名前ですが、「体が動いたとき、バックパックのヒップベルトなどもその動きに合わせて動く仕組み」と考えると分かりやすくなります。メーカーは、重い荷物を支えながら動きを妨げず、疲労を軽減することを狙っています。

ここがポイント
 バルトロ65は、単に肩パッドを厚くして重い荷物に対応するわけではありません。荷物を支えるサスペンションそのものを、歩く体の動きに追従させることが設計の軸になっています。

重い荷物で歩くと体が振られる…安定して背負える?

 荷物が重くなるほど、歩いたときにバックパックの動きが大きく感じられることがあります。

 メーカーがフリーフロートA3で重視しているのは、フィット感や動きやすさだけではありません。

 グレゴリーは、重い荷物を支えながら自然な動きに追従し、テクニカルな地形でもバランス性能を発揮するよう設計したと説明しています。

 2026年モデルではさらにサスペンションを見直し、本体の剛性を高めました。その結果、バルトロ65の最大耐荷重は27kgまで向上しています。

「27kg入る」という意味ではない
 65Lはバックパックの容量、27kgはメーカーが示している最大耐荷重です。2026年モデルでは、重くなった荷物を支える骨格部分に改良が加えられました。

長時間背負うと肩が擦れて痛い…2026年モデルは何を変えた?

 重いバックパックでは、重量だけでなく、ショルダーハーネスが肩に長時間触れ続けることも気になります。

 2026年モデルでは、ショルダーハーネスに従来より柔らかなメッシュ素材を採用しました。

 メーカーは、肌当たりを改善し、薄着の状態で使用した際にも擦れにくくすることで、長時間使用したときの快適性を高めたと説明しています。

 バックパネルのメッシュ素材も変更。背中に触れる部分をより滑らかな素材にしています。

2026年のメッシュ素材変更

 背負い心地は、荷物を支える構造だけでは決まりません。2026年モデルでは、実際に肩や背中へ触れる素材そのものも見直されています。

バルトロ65

大型ザックは背中が蒸れる…通気性はどう考えている?

 大きなバックパックを長時間背負うと、背中とバックパックが接した状態が続きます。

 バルトロ65では、背面に「エアクッションメッシュバックパネル」を採用しています。

 通気性に配慮したメッシュ構造を使い、重い荷物を背負うときのフィット感とともに、背面の快適性を考えた設計です。

 2026年モデルでは前述したようにバックパネルのメッシュ素材自体も変更され、滑らかな肌当たりを狙っています。

背負い心地は「肩と腰」だけではない
 長時間のバックパッキングでは、背中の通気性や触れたときの感触も関わります。バルトロ65では、背面部分もサスペンションと合わせて設計されています。

体格に合わない大型ザックはつらい…自分の体に合わせられる?

 同じ65Lのバックパックでも、背負う人の身長や体格は異なります。

 バルトロ65は、カスタマイズ可能なフィット感も特徴としています。

 製品自体はS、M、Lの3サイズを展開。Sは79.0×34.0×34.0cm、Mは81.0×34.0×34.0cm、Lは83.5×34.0×34.0cmです。

 重量もSが2.141kg、Mが2.278kg、Lが2.414kgとサイズによって異なります。

 容量が65Lだから誰でも同じものを背負うのではなく、体格に合わせてサイズを選び、フィットさせることが前提になっています。

バルトロ65

バルトロ65

荷物が多いと、奥の物を取り出すだけで大変にならない?

 65Lの大型バックパックでは、荷物をたくさん入れられる一方、奥に入れた装備を取り出す手間が増えます。

 バルトロ65は上部から荷物を入れるだけでなく、フロントの「Uジップ」からメイン収納へアクセスできます。

 必要な物が下に入っていても、上に積んだ荷物をすべて出さずにアクセスしやすくする構造です。

 さらに下部には、取り外し可能な仕切りを備えたジッパー付きコンパートメントも用意されています。

フロントUジップ

 大型ザックで起こりやすい「欲しいものが奥にある」という問題に対し、上からだけでなく前面からも荷室を開ける構造で対応しています。

行動中に水を取るたびザックを下ろすのは面倒…ボトルは取りやすい?

 重いバックパックを背負っていると、必要な物を取るたびにバックパックを下ろすこと自体が手間になります。

 バルトロ65には、ウォーターボトルを片手で出し入れできるファブリックボトルホルスターを備えています。

 2026年モデルでは、このボトルホルスターの構造も改良されました。

 メーカーによると、小型サイズのボトルにも対応しやすくしながら、行動中もボトルを安定して収納できるようにしています。

 内部には、グレゴリーのハイドロリザーバーに対応するハイドレーションスリーブも設けられています。

バルトロ65

テントポールを入れたらポケットが破れない? 収納の耐久性も改良

 テント泊では、水や衣類だけでなく、テントポールなど硬い装備を持ち運ぶこともあります。

 2026年モデルでは、サイドポケットを従来のメッシュ素材からナイロン素材へ変更しました。

 メーカーが狙ったのは耐久性の向上です。

 トレッキングポールなどのギアを繰り返し出し入れしても破れにくくし、アウトドアでの使用に対応しています。

重い荷物を支えるだけではない
 2026年のアップデートでは、サスペンションだけでなく、実際に道具を出し入れするポケットにも手が加えられています。

スマホや行動食まで大きな荷室に入れる必要はある?

 歩きながら頻繁に使う物までメイン収納に入れてしまうと、そのたびにバックパックを開ける必要があります。

 バルトロ65のショルダーハーネスには、サングラスや行動食、ほとんどのスマートフォンを収納できるポケットを配置しています。

 ヒップベルトにも大きめのジッパー付きポケットを用意。

 さらにトップ部分には大型ジッパーコンパートメントやクイックアクセスポケット、サイドにはテントポールなどを収納できるファブリックポケットを備えています。

 65Lの大きな荷室だけに頼らず、「行動中によく使う物」「硬い道具」「大きな装備」など、使い方に応じて収納場所を分けられる構成です。

バルトロ65

2026年バルトロ65の主な製品情報

商品名 バルトロ65
ブランド GREGORY(グレゴリー)
容量 65L
サスペンション フリーフロートA3
最大耐荷重 27kg
Sサイズ 79.0×34.0×34.0cm/2.141kg
Mサイズ 81.0×34.0×34.0cm/2.278kg
Lサイズ 83.5×34.0×34.0cm/2.414kg
主な機能 フリーフロートA3/エアクッションメッシュバックパネル/フリーフロート回転ヒップベルト/フロントUジップ/ハイドレーションスリーブ/ファブリックボトルホルスター/ヒップベルトポケット/ボトムコンパートメントなど
価格 57,200円(税込)
2026年アップデート発表 2026年4月17日

「荷物が重くてつらい」に、体と一緒に動く仕組みで向き合ったバルトロ65

 バルトロ65を理解するうえで重要なのは、「65L入る大型ザック」ということだけではありません。

 テント泊の装備を入れれば、バックパックは重くなります。そこでフリーフロートA3によって体の自然な動きに追従させ、2026年モデルではサスペンションの剛性を高めて最大27kgの耐荷重に対応しました。

 さらに、肩や背中に触れるメッシュ素材を見直し、荷物を取り出しやすいUジップ、歩きながら使いやすいボトルホルスター、硬いギアを入れるサイドポケットまで改良しています。

 メーカーが考えているのは、単に「たくさん入ること」ではなく、重くなった荷物をどう支え、どう歩き、どう使うかです。

 「テント泊をしたいけれど、荷物が重くなると肩や腰がつらそう」「大型ザックは何を基準に選べばいいのか分からない」。そんな観点でバックパックを見るなら、容量だけでなく、重さを支えるサスペンションや体へのフィットまで確認することで、バルトロ65の狙いが見えやすくなります。

「バルトロ65」グレゴリー公式商品ページ

【写真提供:サムソナイト・ジャパン株式会社】

(THE ANSWER編集部)

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