プロの球場で叩き出した147km…超進学校から即プロ入り 西武・濱岡蒼太が実践した敗退後の“過ごし方”
夏の全国高校野球選手権が5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。そして全国で、最後の夏を終えた高校生が進路選択を迫られる時期でもある。昨秋のドラフトで西武の育成4位指名を受けた濱岡蒼太投手は、東大合格者も輩出する進学校の川和(神奈川)で、早々に高卒プロ一本と進路を定めた。2年時から東海大相模や桐光学園といった強豪私立相手に好投し注目されていたが、最後の夏は登板機会が少なかった。そこからどのようにして、プロへの道をつかんだのか。

進学校・川和から西武へ…夏の予選後をどう過ごした?
夏の全国高校野球選手権が5日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。そして全国で、最後の夏を終えた高校生が進路選択を迫られる時期でもある。昨秋のドラフトで西武の育成4位指名を受けた濱岡蒼太投手は、東大合格者も輩出する進学校の川和(神奈川)で、早々に高卒プロ一本と進路を定めた。2年時から東海大相模や桐光学園といった強豪私立相手に好投し注目されていたが、最後の夏は登板機会が少なかった。そこからどのようにして、プロへの道をつかんだのか。
足を速くしたい、打率を上げたい…野球上達に“必須の能力”を学ぶ「運動神経向上LIVE」開催
濱岡は「野球をする環境を比べて、川和を選びました」とはっきり言う。進学校であるかどうかではなく、自身で考えながら練習に取り組める環境が決め手となり川和に進んだのだ。3年生になった昨夏は県16強まで進出した。ところが濱岡は、チームが戦った4試合のうち2試合にリリーフし、2回2/3を投げただけ。最後に敗れた平塚学園との試合も、大勢が決したあと、4番手での登板だった。何が起きていたのか。
「当時もすごく聞かれました。采配批判も目について、僕も悔しい思いはあったんですけど……。監督からも相談されて、ピッチャー陣で話し合った結果です。次の横高(横浜)戦を見据えてという意味もありました。平塚学園に右打者が多くて、自分と相性が良くなかったのもあります」
この試合に勝てば、甲子園に出場した横浜と準々決勝でぶつかっていた。ただそれはかなわず、濱岡の高校野球は終わった。偏差値69の進学校・川和の選手たちは、ここから大学受験に本気で取り組んでいく。一方でプロ野球を目指す濱岡には、スカウトに見てもらう機会が少なかったのではないかという不安が残った。解決法を探すと、北海道で行われた「LIGAサマーキャンプ」に行きついた。
全国の高校3年を対象とした、個人参加の合同練習会とでも言えばいいだろうか。選手は4チームに振り分けられ、10日間にわたって連日試合を行う。米球界でみられる、学生選手がスカウトに能力をアピールするための「ショーケース」のような体裁だ。参加費用は約27万円。決して安いものではない。濱岡も「本当に悩んだんですけど……。最後の最後でエントリーさせてもらいました」と当時を振り返る。
「やっぱり夏にあまり投げられなかったので。不調だとかいろんなことを言われる中で、自分としても、もっと見てもらえる機会が欲しいなと思ったんです。まだ新しい取り組みなので、先にどうつながるかはわからなかったんですが……」。ファイナルの舞台は、日本ハムの本拠地、エスコンフィールド。濱岡はこのマウンドに立って自己最速の147キロを出した。
「プロのマウンドでこれだけできると見せられたのは、アピールにも、自信にもなったと思います。プロのスカウトがアマチュア選手のどこを見ているかはわかりませんが、球速は結構注目されているなと思っていたので」
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)









