コラムの記事一覧
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日本中長距離の女王・田中希実がTeam Seikoの一員に!「セイコーの理念への共感」が加入を後押し(Seiko HEART BEAT Magazineへ)
2025.03.03各競技のトップ選手たちによって結成されたアスリート集団「Team Seiko」。日本記録保持者も多く名を連ねる少数精鋭のチームに、さらなるビッグネームが加わった。世界陸上実施種目の女子1000m、5000mを筆頭に13もの日本記録を保持する田中希実だ。日本中長距離界の先頭を走り続ける女王が、2025年からTeam Seikoの一員として新たなスタートを切る。
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2025年9月、世界陸上が東京にやってくる 田中希実が語るその魅力「たくさんの『好き』が詰まった大会」(Seiko HEART BEAT Magazineへ)
2025.03.03このほどTeam Seikoに加入した陸上女子中長距離の25歳・田中希実。1500mと5000mの日本記録を保有するトップランナーが、2025年最大の目標に見据えるのが9月の世界陸上だ。舞台は国立競技場。実に34年ぶりの東京開催で、さらなる飛躍を思い描いている。20歳で2019年のカタール大会 に初めて出場して以降、2022年のオレゴン大会、2023年のブダペスト大会に続いて目指す4度目の出場。日本のファンに走りを観てもらえる機会とあって、田中の想いも熱い。
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疲労骨折で4か月離脱「一番苦しく、もどかしい」 諦めなかった安藤友香が世陸代表に大前進
2025.03.029月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、女子では東京五輪1万メートル代表の30歳・安藤友香(しまむら)が2時間23分37秒で日本人トップの11位だった。日本陸連のJMCポイントランクで暫定1位に立ち、代表入りへ大きく前進。参加標準記録2時間23分30秒の突破はならなかったが、諦めずに走り抜いた。ストゥメ・アセファ・ケベデ(エチオピア)が2時間16分31秒で大会連覇。
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東京マラソンを日本人最速で走ったスーパーの店員 世陸争いに待った、苦労人・市山翼の地道な日々
2025.03.029月の東京世界陸上代表選考会を兼ねた東京マラソン2025が2日、東京都庁~東京駅前・行幸通りの42.195キロで行われ、28歳の市山翼(サンベルクス)が2時間6分0秒で日本人トップの10位だった。2021年の自己ベストを1分41秒更新し、参加標準記録2時間6分30秒も突破。普段はスーパーの店員を務める苦労人が、世陸代表争いに割って入る力走を見せた。
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五輪で人気種目も…銃社会アメリカ、校内乱射事件と高校射撃部 難しい「防止」と「活動」の両立
2025.02.28「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「銃社会、校内乱射事件と高校射撃部」。
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188cm115kgの逸材高校生も…ラグビー界で本格化した代表強化策「JTS」とは 欠けていた世代の橋渡しに本腰
2025.02.26次世代のラグビー日本代表を育成する「ジャパン・タレント・スコッド(JTS)プログラム」合宿が2月13日にメディア公開され、指導した日本代表のエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が取材に応じた。同HCが昨春の就任と同時に立ち上げたプロジェクトは、合宿期間、海外遠征と活動規模を今季は大幅に拡大。これまで本格的に着手出来なかった世代の強化を押し進めることで、欠けていた強化のミッシングリンクを繋ぎ合わせることが期待される。合宿を陣頭指揮したエディーの言葉から、この世代の強化の重要性と可能性が浮かび上がる。(取材・文=吉田 宏)
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比嘉大吾と堤聖也が揺らした脳、魂、そして命 負ければ転落人生、36分間でつくられた2人の空間
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第3回は「完結編」
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仕事を失った絶望期「本人の話を聞いた」 対戦相手・比嘉大吾に支えられた堤聖也の闘争心
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第2回は「堤編」
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引退で無職に、13kg減量、兄貴分の死「自分に嘘をついた」 比嘉大吾が別人に変わった苦闘3か月
2025.02.26ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が24日、東京・有明アリーナで行われ、王者・堤聖也(角海老宝石)と挑戦者の同級4位・比嘉大吾(志成)が激突した。2020年に一度は引き分けた、高校時代からの親友同士の決着マッチ。同学年の2人が歩んだそれぞれの軌跡を「比嘉編」「堤編」「完結編」の3回にわたってお送りする。第1回は「比嘉編」
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「たぶん天国から怒られる」 恩人の訃報翌日に練習、那須川天心に芽生えた世界挑戦への野心
2025.02.25ボクシングのWBOアジアパシフィック(AP)バンタム級王者・那須川天心(帝拳)が24日、東京・有明アリーナで119ポンド(約53.98キロ)契約ノンタイトル10回戦に臨み、前WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(オーストラリア)に3-0で判定勝ち(97-93×2、98-92)した。ボクサー転向6戦目で過去最強の相手を撃破。今秋以降に想定する世界初挑戦に弾みをつけた。その世界王座獲りを願っていた99歳のジムマネージャーが1月に死去。新たな心境が芽生え、群雄割拠の階級で戦っていく。戦績は26歳の那須川が6勝(2KO)、34歳のモロニーが27勝(19KO)4敗。
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箱根区間14位からマラソン界の新星に 「高校・大学も実績は…」25歳近藤亮太、道を切り開いたアポなし参加
2025.02.249月の東京世界陸上男子代表選考を兼ねた大阪マラソンが24日、大阪府庁前スタート、大阪城公園内ゴールの42.195キロで行われた。イフニリグ・アダン(エチオピア)が2時間5分37秒で優勝。近藤亮太(三菱重工)が、日本歴代5位となる2時間5分39秒で日本勢最上位となる2位となった。順天堂大時代に唯一走った箱根駅伝では区間14位。高校、大学と目立った実績がなかった遅咲きの新星は、持ち前のメンタルの強さを武器に、初のフルマラソン挑戦を笑顔で駆け抜けた。
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「1回転しか跳べないけど、大丈夫?」 反響に戸惑いも…寺本明日香さん、大人スケートで再び芽生えた感情
2025.02.22愛知県フィギュアスケート選手権大会が21日、日本ガイシアイスアリーナで行われた。体操女子で五輪2大会に出場した寺本明日香さんが、ブロンズ女子クラス1に出場。フリー17.41点で、出場2人中1位だった。いわゆる「大人スケート」のカテゴリー。競技者となる考えはないが、1つのプログラムを完遂できたことに充実感を漂わせた。「すっごい楽しい」というスケートは、体操に対する考えにも大きな影響を与えている。
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報道陣激減、ロス五輪は非実施でも…「ブレイキンは変わらない」と言い切った意味 復活のカギは“ポスト・バッハ”
2025.02.20ブレイキンの全日本選手権が15、16日に東京・渋谷のNHKホールで行われた。パリ五輪での実施が確実になった後の19年11月に第1回が行われ、これが6回目。次回28年ロサンゼルス五輪では実施されないことが決まっているため、初の「五輪を控えない全日本」だった。
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赤字800億円「会社は厳しい状況」でも…日産が野球部を復活させた意味 休部経験の監督が胸張る「辞退者ゼロ」
2025.02.18経営不振が表面化している日産自動車はこの春、2009年に休部していた野球部を16年ぶりに復活させる。17日には神奈川県横須賀市に22人の選手と首脳陣が集まり、体制発表と報道陣への練習公開を行った。折しも同業のホンダとの経営統合交渉の打ち切りが発表されたばかり。このタイミングで企業スポーツを復活させる意味を、伊藤祐樹監督はどのように受け取っているのだろうか。
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Team Seikoに加わった底知れぬ才能 飯村一輝、21歳「一瞬の駆け引きの連続だからフェンシングは面白い」(Seiko HEART BEAT Magazineへ)
2025.02.132024年夏、フランスで開催された世界大会で、ニッポン・フェンシングが躍進した。フルーレ、エペ、サーブルの3種目で、出場国最多5個(金2個、銀1個、銅2個)のメダルを獲得。なかでも、日本に歓喜と興奮をもたらした男子フルーレ団体金メダルメンバーの一人である飯村一輝がこのほど、Team Seikoに加入した。
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初の首都圏開催でチケット完売、協賛企業も倍増した日本選手権 カーリング界の「大冒険」が成功した3つの要因
2025.02.11カーリングの日本選手権が9日まで神奈川・横浜BUNTAIで行われ、女子はフォルティウスが3年ぶり3回目、男子はSC軽井沢クラブが2年ぶり11回目の優勝を果たした。ともに9月に行われる五輪日本代表候補決定戦に進んだ。初めてとなる首都圏開催となったが、「氷」「観客」「資金」の3つの課題をクリアし、大会実行委員長の酒巻智氏も「成功と言っていい」と振り返った。(取材・文=荻島 弘一)
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日本に2度目のラグビーW杯はやってくるのか 2035年に照準も…大会は巨額ビジネス化、WRとの“綱引き”に
2025.02.10ワールドラグビー(WR)のブレット・ロビンソン新会長が来日中の2月3日、都内でメディアブリーフィングを行った。オーストラリア生まれ。史上初の南半球生まれの新会長としての意欲やこれからの取り組みについて説明する中で、日本が目指す2度目のワールドカップ(W杯)開催に質疑、議題が集中した。オリンピック、サッカーのFIFA W杯に次ぐ世界3番目のスポーツイベントと化し、世界各国・地域が開催に手を挙げる中で、国内のラグビー人気醸成に大きく貢献した2019年大会の再現は果たして可能なのか。世界ラグビーのトップの言葉から、その可能性を考える。(取材・文=吉田 宏)
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女子高生から30代まで、日本代表を一つにした“魔法の4文字” 向き合う2つの難題…五輪出場で全てを変える【アイスホッケー】
2025.02.06五輪4大会連続出場を目指すアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は6日から、来年2月にイタリアで行われるミラノ・コルティナ五輪の出場権を懸けた最終予選を北海道苫小牧市で戦う。ここから本戦出場をつかめるのは、日本、フランス、ポーランド、中国の4か国で行うリーグ戦を制した1か国だけだ。日本は急激なチーム若返り、強化費の大幅削減という荒波の中で集まった23選手がこの舞台に臨む。とりわけ難しかったのが、17才の高校生から、代表の歴史をつくってきたベテランまで。ゆうに一回り以上の年齢差がある集団をどう一つにするか。主将の悩みを解決した「ツール」に迫った。