コラムの記事一覧
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侍JAPANと対戦、豪州主将の本業は「フルタイム消防士」 火を消し、球を追う10年「誇り持っている」
2024.11.14野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」は13日、ナゴヤドームでオーストラリア代表が日本代表「侍ジャパン」に3-9で敗れた。豪州では日本の冬季にあたるシーズンにプロ野球リーグが存在するものの、それだけで暮らしていける選手はほんの一握り。他に仕事を持っている選手も多い。今回の代表で主将を務める37歳、ティム・ケネリー外野手の本業は消防士。それも野球のシーズンも含め、フルタイムで過酷な職務についているのだという。数々の恐怖の瞬間も経験するはずの職業は、どう野球に生きているのか。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
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豪州の12人継投に戸惑い「きついですね」 ひたすら続く初見、清宮幸太郎の頭に「感覚派」の対策
2024.11.14野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は13日、名古屋市のバンテリンドームでオープニングラウンド・グループBの初戦に臨み、9-3でオーストラリアを下して白星発進した。豪州は実に投手12人を注ぎ込むマシンガン継投。国際大会ならではの展開に、初のフル代表入りとなる清宮幸太郎内野手(日本ハム)は驚き、戸惑いも口にした。
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今も体に染みつく日本野球の思想「常に変わらない」 31歳・豪州代表が貫く「伝説の選手」の教え
2024.11.13球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」に出場する日本代表「侍ジャパン」は13日、名古屋市のバンテリンドームで初戦を迎える。相手の豪州には日本通の選手も多い。31歳のベテランになったダリル・ジョージ内野手は、2015年から2年間、独立リーグのBC新潟でプレーし、その後オリックスの育成選手にもなった。いまだ忘れ得ぬ日本。その中でも感謝している「伝説の選手」がいる。
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日本の職人技を絶賛「感覚がいいんだ」 野球チェコ代表を支えた「メイド・イン・ジャパン」の1本
2024.11.12野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」は、10日まで名古屋市のバンテリンドームで2試合を行い、日本代表「侍ジャパン」が2連勝した。ただチェコ代表は9日の第1戦、初回に先制するなど前半は互角に試合を進める場面も。そして目を引いたのが、ボールをとらえた時のパワフルな打球だ。ここに一役買っていたのが、日本のメーカー「HAKUSOH BAT JAPAN」。チェコ代表に20本ほどが提供され、さっそく実戦で使用する選手もいた。職人が一本一本に込めた「こだわり」とは。
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侍Jの試合中に疑問「どうしたのか」 チェコ代表右腕が試合後スマホで検索、伝わった日本人の愛
2024.11.11野球の国際試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」は10日、名古屋市のバンテリンドームで第2戦を行い日本が9-0でこのシリーズ2連勝とした。チェコの先発マウンドに上がったオンジェイ・サトリア投手は、2回を投げて2安打2失点。昨年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以来となる日本のマウンドで感じた驚きを教えてくれた。
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日本に来て思う「天国にいるよう、私は幸せだ」 チェコ監督、18年前の東京から始まった小さな国の大きな夢
2024.11.11野球の「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本vsチェコ」が9日から2日間、愛知・名古屋市のバンテリンドームで行われた。昨春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)以降、急速に関係が深まった両国の野球界。チェコ代表のパベル・ハジム監督にとっては、2006年から18年間ずっと追いかけ続けた繋がりだった。(取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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豪州代表に社会人選手が突撃取材「しっかり技術を…」 東京都府中市のグラウンドで見た世界野球発展の“カギ”
2024.11.10野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」が日本時間10日に開幕する。13日に日本代表「侍ジャパン」と対戦する豪州はこの日、東京都府中市で行ってきた事前合宿を打ち上げた。強豪社会人チームと練習試合を繰り返す中で、いきなり発生した国際交流に目を奪われた。豪州の中堅を守るアーロン・ホワイトフィールド外野手に、対戦したかずさマジックの選手が突撃指導をお願いしたのだ。その意味とは。
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「許せることが増えるんです」 侍J世界一に貢献の渡辺俊介、指導者になって分かった海外野球に触れる“意味”
2024.11.09野球の国際大会「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」が日本時間10日に開幕する。世界ランキングの上位12カ国が出場する大会で、2019年に行われた前回大会を制した日本は現在堂々の1位だ。ロッテなどで活躍し、現在は社会人野球のかずさマジックを率いる渡辺俊介監督は現役時代、独特の下手投げを生かして国際大会で大活躍。世界での戦い方と、その経験がもつ“意味”を教えてくれた。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
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最強牝馬に何度も敗れ「もう終わった」 2歳女王の復活信じ…「◎」を打ち続けた穴党の“痛恨の予想”
2024.11.07秋競馬のG1シリーズは今週から7週連続開催となり、10日には牝馬限定のエリザベス女王杯が京都競馬場の芝2200メートルを舞台に行われる。勢いのある3歳馬と実績と経験を積んだ4歳以上の古馬勢が激突する注目の一戦。競馬ライターの井内利彰氏が調教を通じてさまざまな視点から過去のG1レースを振り返る企画「調教捜査官の回顧録」で取り上げるのは、3歳時に“歴代最強牝馬”と名高いライバルの後塵を拝しながら、古馬になってから復活を果たした2歳女王について。気が付いた時は、時すでに遅し……。5年前の“痛恨”の予想で、自身の未熟さを感じたという。
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脆すぎる防御…10トライ喫した新体制ワースト「19-64」の完敗 ラグビー日本が世界一3度のNZから得た学び
2024.11.03ラグビー日本代表の8度目のオールブラックスへの挑戦は19-64の完敗で幕を閉じた。10日26日、神奈川・日産スタジアムで行われた「リポビタンDチャレンジカップ2024」は、今春復帰したエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)の下でのワーストスコアを喫した。指揮官が打ち出す「超速ラグビー」と世代交代に苦闘しながらの大敗となったが、ワールドカップ(W杯)優勝3度、世界ランキング3位(11月1日現在)の常勝軍団からの学びも得た80分だった。(取材・文=吉田 宏)
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176億円債券かけた住民投票も… 大統領選挙の日に“もう一つの選挙” 決まる公立校スポーツ施設の運命
2024.10.28「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「大統領選挙の日に決まる公立校スポーツ施設の運命」。
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172cmの河村勇輝が届ける大きな希望 NBAのコートに立つことで伝えたかった子どもたちへの想い
2024.10.27米プロバスケットボール(NBA)のグリズリーズ・河村勇輝が25日(日本時間26日)、敵地ロケッツ戦に途中出場し、日本人4人目となるNBAデビューを果たした。3分34秒の出場で1アシストを記録。チームは108-128で敗れた。身長172センチの小柄なポイントガードは、子どもたちに伝えたい想いを背負って、夢の舞台に立った。(文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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府中の関係者席、一緒に叫んだ「ミルコーッ!」 顔見知り2人の距離を縮めたエイシンフラッシュの「縁」
2024.10.263歳馬による三冠レースの戦いも先週の菊花賞で幕を閉じ、今週は第170回を迎える伝統の古馬G1天皇賞・秋(芝2000メートル)が27日に東京競馬場で行われる。ジャパンカップ、有馬記念と続く古馬の“王道路線”の初戦。競馬ライターの井内利彰氏が調教を通じてさまざまな視点から過去のG1レースを振り返る企画「調教捜査官の回顧録」では、天皇皇后両陛下の行幸啓を賜り、天覧競馬となった12年前のレースにスポットを当てた。2年5か月ぶりの復活を果たしたダービー馬。自画自賛の予想とともに生まれた「縁」に思いを馳せた。
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元公務員右腕を阪神育成指名に導いた“2軍球団”ならではの利点 早川太貴が感謝する環境「ここが一番」
2024.10.26「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内で行われた。今季から2軍ウエスタン・リーグに参加したくふうハヤテからは、早川太貴投手が阪神の育成3巡目指名を受けた。市役所職員という安定した職を辞し、新たな環境でNPB入りを目指した早川のチャレンジはひとまず成功。その上で2軍球団にしかない“利点”を明かしてくれた。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
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2軍のタイトルホルダーに「指名漏れ」続出の謎 実力証明の裏で失う“1年”異色経歴の選手に大きな壁
2024.10.25「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われた。今季から2軍に参加したくふうハヤテとオイシックスの両球団から、NPB12球団に在籍したことのない選手を獲得するにはドラフト指名が必要だったが、指名を受けたのは育成の2選手にとどまり、2軍のタイトルホルダーの“指名漏れ”が相次いだ。2軍の活性化を目指して生まれた新球団が直面した“現実”とは。(取材、文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)
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「日本を追い越した国に共通する特徴が」 世界に新たな強化の潮流、指揮官の構想には「大学世代の活用」――エディー・ジョーンズ独占インタビュー
2024.10.23ニュージーランド(NZ)代表オールブラックス戦(26日、神奈川・日産スタジアム)、そしてヨーロッパ遠征へと準備を進めるラグビー日本代表エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)。独占インタビュー後編では、フランス視察も行った指揮官が、昨年のワールドカップ(W杯)を終えて動き始めた世界各国の新たな強化の潮流をどう読み取るのか、そして日本代表の強化を進めていくのかを聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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ラグビー日本、世界最強への挑戦 番狂わせに耽々「NZと対戦するなら今だ」21年前に起きた“事件”再現へ――エディー・ジョーンズ独占インタビュー
2024.10.23打倒“最強軍団”は果たせるのか。ニュージーランド(NZ)代表オールブラックスを迎え撃つリポビタンDチャレンジカップ(10月26日、横浜・日産スタジアム)、そしてイングランド代表らと対戦するヨーロッパ遠征へ向けて13日から強化合宿(宮崎ほか)を再開したラグビー日本代表。チームを率いるエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)が単独インタビューに応じた。過去7戦全敗の強豪からの金星を奪うためのヒント、そして世界最先端のラグビーで何が起き、日本はどう進化を進めるのか。エディージャパンを取り囲む課題とチームの挑戦を聞いた。(取材・文=吉田 宏)
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SNSで就活成功も「元々反対派でした」 ドラフト指名目指す30歳、海外移籍で変わった“付き合い方”
2024.10.19スポーツ選手とSNSの関係が議論を呼んで久しい。ネット上での誹謗中傷は、競技団体やチームが何度止めるように呼び掛けても収まる気配がない。一方では、選手が自ら世間に対し“発信”できるという便利な側面もある。SNSへの投稿がきっかけとなって、海外リーグへの移籍にも成功したことのある選手に、SNSと付き合う上での考え方を聞いた。(取材・文=THE ANSWER編集部、羽鳥慶太)