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「BIG3」擁する日本はバスケW杯で歴史を変えるか 渡邉拓馬「比江島慎がキーになる」

渡邉氏が「15点以上獲ってもらいたい」と挙げた「キー」になる選手とは

「ファジーカス選手がなかなか前に出てこられない。プレッシャーを掛けられないので、そこで(他の)ディフェンスがどう変えるか。ゾーンをしていた時もありますが、PGが頑張るしかない。やはり機動力のあるメンバーに変わった時に、点数は止まるけど、ディフェンスでも入れさせないとか。そういうリズムでできれば、いいのかなと思います。

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 あとはパスラインを絞る。(22日の)アルゼンチン戦は簡単なパスもありましたけど、意表を突くパスも何個かあったので、そこで少しのずれで最後、結果的にオープンになってしまうケースがあった。トップから崩されると全てにパスを出されるので、そこをある程度方向付けして、出せる角度を決めるのが策かなと思います」

 絶対的な存在感を見せる八村。さらに渡邉、ファジーカスでBIG3を形成し、他国に脅威を与えるが、彼らをカバーする攻撃のポイントはどこだろうか。渡邉氏は一人の選手をキーに挙げた。

「比江島慎選手がキーだと思います。やはり3人が出ていない時間帯で、自分でクリエイトできる選手は数少ない。ゴール下まで行ける。その中でも確率も高いし、独特なリズムもある。サマーリーグもあまり出られなくて、結果を出そうという思いも強い。フリーランスで攻めれる選手なので、状況に応じて15点以上獲ってもらいたいなというのもある」

 小さい頃からスピードに不安を抱えていたこともあり、独特なリズムを磨いてきた29歳。Bリーグファンが「比江島ステップ」と呼ぶドリブルは初対戦の選手には止めづらい武器となるだろう。

 日本は強化試合でファンの期待を膨らませたのは間違いない。しかし、あくまで強化試合だった。2試合したニュージーランド戦は、1試合目に勝利したが、2試合目は対応されてしまった。日本が善戦したアルゼンチン、勝利したドイツは、ほとんど日本に対してスカウティングをしていなかったという。W杯で対戦する国はそういうわけにはいかない。

「W杯に行くと事前のスカウティングはされるので、今回の強化試合の情報はある程度他チームに情報は伝わっている。研究されてから、ディフェンスでどこまで踏ん張れるかというのがキーになる。

 やはり八村選手のところをしっかりと守られるのと、ファジーカス選手のところを攻められる。あとはサイズの小さいPG。八村選手がいない時間帯に得点が止まるのは、どのチームが見ても気づくことだと思う」

 PGでは、不動の司令塔だった富樫勇樹がケガでW杯に出られず。その穴を埋めるのが強化試合でポイントに挙げられていた。主将の篠山竜青、安藤誓哉、コンバートされた田中大貴が務めるが、その使い分けが大事になってくる。

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