高校全国3冠から低迷「腐っていた」 深夜カラオケ、コンビニ通い…復活日本一の陰にクックパッド――世古和

クックパッドで掴んだ復活 次世代に伝えたい「奥深い陸上」
しかし、陸上からは離れられなかった。教育実習や就活をきっかけに、私生活を見直した。外食やコンビニ通いをパタリとやめ、自宅でレシピサイト「クックパッド」とにらめっこしながら自炊に励むように。生活習慣が整ったことで怪我も減り、徐々にコンディションは上向いた。
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心身ともに立て直し、4年夏に4年ぶりとなる自己ベスト11秒65をマーク。秋の日本インカレでさらに0秒01更新して優勝し、再び頂点へと返り咲いた。卒業後も競技を続け、26歳だった2018年に日本選手権を制覇。アジア大会の女子4×100メートルリレーに日本代表として出場し、5位入賞するなど活躍した。
一度は情熱を失いかけた世古だからこそ、若い世代に伝えられる言葉がある。
「学生は目先の記録や結果に全てを注ぎがち。学生時代に成績を残すことはもちろん大切なことなんですけど、先を見据えて、自分で多方面から陸上を考えてほしい」
2021年に第一線を退いた。現在は地元・三重県で陸上教室「NAC」の代表を務め、トップアスリートを目指すジュニア選手の育成に情熱を注ぐ。
「1人でも多く日本代表や、自分が通ってきた道よりもさらに、奥深い陸上を楽しめるような選手を育てていきたい」
未来のスター候補を育てるため、元日本女王の挑戦は、これからも続いていく。
(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)
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