補強期限が過ぎても「何が起こるかわからない」 阪神戦力外→2軍球団入りの26歳が忘れぬ名将の“一言”
プロ野球の2軍ファーム・リーグに参加するハヤテで、現在中地区の打点王を争っているのが、今季新加入した26歳の野口恭佑外野手だ。昨オフ阪神を戦力外となり、新天地で目指したのはもちろん、補強期限となる7月31日までのNPB復帰だった。ただその日を過ぎても、心折れることなく前を向く。「何が起こるかわからないので」と口にできるのは、阪神でのある経験が裏側にある。

ハヤテ入りした野口恭佑、やり切った先の未来を信じられる理由
プロ野球の2軍ファーム・リーグに参加するハヤテで、現在中地区の打点王を争っているのが、今季新加入した26歳の野口恭佑外野手だ。昨オフ阪神を戦力外となり、新天地で目指したのはもちろん、補強期限となる7月31日までのNPB復帰だった。ただその日を過ぎても、心折れることなく前を向く。「何が起こるかわからないので」と口にできるのは、阪神でのある経験が裏側にある。
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「もちろん7月までにNPBに戻るのは目標でした。それには成績です。今はタイトルを取りたい。打点はいいところにいるので、すごくその思いは強いです」
2軍専門球団のハヤテには、夢半ばでNPB12球団を退団した選手もやってくる。野口は昨季、阪神の2軍で85試合に出場し打率.230。1軍昇格がないままにシーズンを終えると、オフには戦力外通告を受けた。ハヤテではコンディション不良で開幕に出遅れたものの、それ以降は中軸に座り続ける。
ただ、7月末までにNPBからのオファーはなかった。意識しないつもりでも、この“デッドライン”をいざ過ぎると、どうしても精神的に落ち込むと何人もの選手に聞いたことがあるが、野口は「全然ないです」と言い切る。「僕は阪神で支配下になったのも、岡田さんの一言が全てみたいなものでしたから。この世界、何が起こるかわからないというのはよくわかっています」。何がそう言わせるのか。
野口は創成館高(長崎)から九産大に進み、2022年秋のドラフト会議で阪神から育成1位指名を受け入団した。1年目は2軍で67試合に出場し打率.303、6本塁打の好成績。「打率3割で終えようと思って、最後に乗せることができた。達成感はすごくありました」。さらにその後の動きは、本人の想像を超えていた。
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