痛み抱え走る日々から「なんか幸せだな」 壊した悪癖…社会人4年目、25歳で訪れた“転機”とは――壹岐あいこ
陸上女子200メートルで今秋の名古屋アジア大会代表・壹岐あいこ(大阪ガス)は今、走れる喜びに満ち溢れている。14、15日の2日間、福井・9.98スタジアムで行われた日本グランプリ(GP)シリーズ「Athlete Night Games in FUKUI(アスリートナイトゲームズ・イン・福井)」に出場。23秒60で優勝した。近年は故障に苦しんだ時期もあったが、今季は100メートルと200メートルで自己ベストを更新した。強くなるきっかけとなった変化とは――。(取材・文=THE ANSWER編集部・上田 悠太)

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 Athlete Night Games in FUKUI
陸上女子200メートルで今秋の名古屋アジア大会代表・壹岐あいこ(大阪ガス)は今、走れる喜びに満ち溢れている。14、15日の2日間、福井・9.98スタジアムで行われた日本グランプリ(GP)シリーズ「Athlete Night Games in FUKUI(アスリートナイトゲームズ・イン・福井)」に出場。23秒60で優勝した。近年は故障に苦しんだ時期もあったが、今季は100メートルと200メートルで自己ベストを更新した。強くなるきっかけとなった変化とは――。(取材・文=THE ANSWER編集部・上田 悠太)
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壹岐の言葉からは、充実感がにじんだ。痛みを気にせず走れる今を、何より噛みしめていた。
「今シーズンは走り方を変えたこともあって、痛みが気にならないような体の状態を維持できている。それはすごく身にしみて『なんか幸せだな』って感じます」
14日の予選は追い風2.8メートルの参考記録ながら23秒51で1着通過。15日の決勝も23秒60(追い風0.9メートル)で制した。ただ、9日の富士北麓ワールドトライアルでは5月に出した自己記録に並ぶ23秒41をマークしていただけに、求めていたのは、さらに高い水準だった。
「悔しいなと思う。また練習を頑張りたい。自分のやりたいレースはちょっとできなかったかな。風、条件と自分の走りがうまく噛み合えば、3台は出せるのかなと思っています。なので23秒3台っていうところを狙ってました」
前半で力を使いすぎ、思い描いたフォームで走れなかったという。優勝という結果より、自分が求める走りとのズレに目を向けた。勝ってなお悔しさが残るのは、今季の確かな手応えがあるからだ。
立命館大を卒業し、社会人4年目の25歳。近年は坐骨神経痛など度重なる故障と向き合うシーズンが続いた。思うように走れない日々の中で、進歩への糸口を探してきた。
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