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U18世界最高の先に…名将が見据える「もっと凄い記録」 専門種目400mHの練習は敢えてしない“謎”――洛南・後藤大樹

今月のインターハイで13度目の総合優勝に導いた柴田博之監督【写真:井上学】
今月のインターハイで13度目の総合優勝に導いた柴田博之監督【写真:井上学】

日本選手権に出場させた理由は「いつかあなたが命がけで…」

 日本選手権で現時点の理想の走りができたが、高校生だから気楽に臨むことができた部分も大きかったと柴田監督は見ている。桐生が高校3年(2013年)の日本選手権で2位になり、モスクワ世界陸上代表を決めたことがあった。五輪&世界陸上の4×100mリレーで3個のメダルを取った桐生でさえ、その後の日本選手権では苦戦の連続で、個人種目の代表を何度も逃している。

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「そもそも日本選手権に何で出したかというと、いつかあなたが命がけで臨む時が来るからだよ、とわからせたかったからです。桐生にも同じことを言って出したし、そこから何度も命がけで走る日本選手権があったと思います。その1回目が桐生は高3のときで、後藤は2年生の今回でした。今後はなりふり構わずやることになる。楽しいとか、もう思えないかもしれません。だったら今回くらいは日本選手権を楽しんでおこうと。それが高校生の特権ですから」

 たった一度の日本選手権で、世界と戦うべきポジションに就いてしまった後藤。いずれそうなりたいと望んでいたことだが、あまりにも早くそのときが来てしまった。

 だが洛南高であと2シーズン、基礎を学ぶ期間がある。そこで吸収するものが多いほど、後藤の世界への挑戦がスムーズになるはずだ。

(寺田 辰朗 / Tatsuo Terada)

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