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中学日本一→洛南希望の噂 進路選択、名将が耳にした「世界」の2文字…「110mH→400mH」進出のワケ――洛南・後藤大樹

滋賀インターハイで13度目の総合優勝に導き、表彰式に出席した柴田博之監督【写真:井上学】
滋賀インターハイで13度目の総合優勝に導き、表彰式に出席した柴田博之監督【写真:井上学】

1年の近畿予選から「予想よりも上振れ」全国3位以内を予感

 5月末のインターハイ京都府予選は52秒65で優勝、6月中旬のインターハイ近畿予選は51秒11の高1最高記録で優勝した。7月末のインターハイ全国大会の予選は、余裕がある中で51秒09に記録を伸ばした。決勝では49秒84で優勝し、高2最高記録の50秒71を上回った。

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「近畿予選の時に当初の予想よりも上振れして、全国でも3位以内に入ると思いました。インターハイの予選の後には、『このまま勝っちゃえ、49秒台で行っちゃえ』と背中を押しました。後藤も『じゃあ行きますか』というリアクションでしたね。今回の日本選手権もそれと同じノリでした。その種目の難しさがわかっていないことも強さになります」

 400mハードルで結果を出した今も、他の種目にも積極的に出場している。その理由は【vol.4】で詳述するが、1年時も110mハードルや100m、200mにも並行して出場し、110mハードルでは9月のU20日本選手権で4位に、100mでは10月の国民スポーツ大会(高校1年生と中学3年生カテゴリーの)少年B100mで2位と、全国トップレベルの力があることを示した。

 後藤は400mハードルに転向したのではなく、従来通りに110mハードルや短距離にも出場し、400mハードルにも進出しただけだった。1年時にはまだ世界で戦うことまでは見えていなかったが、インターハイの総合優勝争いのためには、400mハードルの方が高得点を獲得できるのは明らかだった。だから“好きではない”400mハードルにも前向きに取り組めた。

(寺田 辰朗 / Tatsuo Terada)

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