日本は世界で「鍵握る市場」 バレー国際大会の運営幹部が称賛する応援文化「他では見られない」
バレーボールの世界大会「ネーションズリーグ(VNL)」は男女ともに予選ラウンド第3週が大阪のAsueアリーナ大阪で行われ、大盛況のうちに幕を下ろした。国際バレーボール連盟(FIVB)と提携して主要大会の運営を行う「バレーボール・ワールド(VW)」のマルセロ・アーグレーブスCPO(最高プロダクト責任者)にTHE ANSWERが独占インタビュー。バレー界における日本の重要性を前後編で紐解く。(前編 取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

ネーションズリーグを運営するバレーボール・ワールド幹部に独占インタビュー【前編】
バレーボールの世界大会「ネーションズリーグ(VNL)」は男女ともに予選ラウンド第3週が大阪のAsueアリーナ大阪で行われ、大盛況のうちに幕を下ろした。国際バレーボール連盟(FIVB)と提携して主要大会の運営を行う「バレーボール・ワールド(VW)」のマルセロ・アーグレーブスCPO(最高プロダクト責任者)にTHE ANSWERが独占インタビュー。バレー界における日本の重要性を前後編で紐解く。(前編 取材・文=THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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「おー!」「あっ!」「うおぉぉー!」
なかなかボールが落ちないラリーに6900人が息を呑み、喝采を送る。男子イタリア代表がアルゼンチンに3-0で勝利した18日の第2試合。日本戦がない日だったにもかかわらず、2戦ともチケットは完売し、会場外には「本日、会場窓口での当日券販売はございません」という貼り紙が掲示された。「これは日本開催に限らず、VNL全体にとっても画期的な出来事です」。来日中のアーグレーブス氏は喜ぶ。
2018年から始まったVNLは現在、男女ともに18か国が参加。予選ラウンドでは6チームずつ3プールに分かれたリーグを3週にわたって行う形式だ。新型コロナウイルスの影響で中止になった2020年と、1か国開催となった2021年をのぞき、日本は毎年予選ラウンド開催地の1つになってきた。VWによると、2023年から2025年の間に、VNLの日本での観客数は38%増加しているという。
「日本の成長は非常に安定しています。他の場所では見られない驚異的なことが日本では起こっています。観客数は成長を続けており、常にチケットが最も売れる市場です」
昨年の千葉大会では「街に5000万ドル(約73億円=当時)以上の経済効果をもたらしたと聞いてとても嬉しく思います」と同氏は明かす。今年も女子は5日間、計12試合でのべ5万5356人、男子も同6万9379人を集客した。
VWは2021年、スイスを拠点に設立された団体で、出資金の67%をFIVBが占める。設立当初から世界選手権やVNLなどの国際大会の運営に携わってきた。その中でも毎年開催のVNLは「我々が開発・発展に最も時間とリソースを費やしているプロダクトです」とアーグレーブス氏は力を込める。大会の大きなテーマは、試合開始前に流れる曲にもある「Be part of the game(試合の一部になろう)」だ。
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