原因不明の腰痛…ベッドで目覚め「あ、今日も痛いわ」 空白の336日を越えたハードル女王、涙の第一歩――立命大・瀧野未来

「チームメートに恵まれている」痛みに耐えて走った理由
満身創痍で迎えた今大会。さらに試練は重なり、開幕1週間前の練習で転倒し、足首を負傷。それでも、痛み止めを飲んで強行出場したのには、明確な理由があった。苦しかった1年間、支え続けてくれた仲間に、走る姿を見せたかったからだ。
「(先輩たちは)ずっと『いつでも帰ってきてくれていいから』と。同期もずっと心配してくれていて、会うたびに『大丈夫?』と。後輩も『未来さん走れるようになったんですか!?』みたいに言いに来てくれて。すごくチームメートに恵まれている」
準決勝は棄権し、完全復活の道のりはまだ半ば。ただ、母校のために走り抜いた400メートルは、止まっていた時間を確実に動かした。
「もう一度、日本代表になりたい。走れない時に、チームメートが頑張っている姿を見て、元気をもらった。だからこそ、次は私がそっち側になりたい。応援してくれている方々にも『頑張っているな』『私も頑張ろう』と思ってもらえるような存在になりたい」
どん底を味わったからこそ知った仲間の温もりと、走れる喜び。苦難の時期を超えて、瀧野未来はここからまた強くなる。
(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)
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