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入学わずか4か月→高校全国2冠に 陸上界に現れた逸材スプリンター…先輩が明かす16歳の素顔「普段は…」――市立柏・山田奈央

200メートル決勝で優勝した山田(中央)【写真:井上学】
200メートル決勝で優勝した山田(中央)【写真:井上学】

「お互いをイジリ合う仲」 先輩が明かす普段の姿とは

 強豪校ながら、和気あいあいとした陸上部の雰囲気も惹かれた理由のひとつだった。

 今では部内の先輩とはタメ口で話す仲。4×100メートルリレー決勝で、2走として出場した横山柚希(2年)は「生意気な部分もたくさんある」と苦笑い。ただ同じスプリンターとして、刺激を受ける部分も多いという。

「普段はイジってきたりするんですけど(笑)。勝負強さと、与えてくれる安心感はすごく自分の力になります」

 3走としてバトンを繋いだ内藤美紗(3年)は「奈央とはめっちゃ仲良いんですよ」と目を細めながら「お互いをイジリ合う仲。普段一緒に練習していても『こうじゃない?』と素直に言ってくれるんです。凄く尊敬しています」と明かす。

「もっと速くなりたい」を共通語に、学年の垣根を越えて上を目指せる。ただ馴れ合うわけではない。リスペクトで結ばれた市立柏の魅力だった。

 一方の山田は「個人の時は1人だったので不安でいっぱいだったんですけど。先輩が1人、2人、3人といるだけで安心感があります」と溢れんばかりの笑顔を浮かべる。トラックの貫禄とは裏腹な姿は、末っ子感満載の高校1年生そのものだ。

 今後に描く夢は大きい。「来年、再来年と優勝して3連覇を目指していきたい」。同種目では1995年~97年の鈴木智実(市邨学園)以来4人目となる快挙に挑む。

 先輩に愛される愛嬌たっぷりの素顔と、トラックで見せる貫禄満点のスプリント。もう「日本一」を2つ知っている山田奈央の高校3年間は、まだ4か月しか進んでいない。

(THE ANSWER編集部・戸田 湧大 / Yudai Toda)

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