剣道で全国出場→陸上で全国2位に 高校1年生、置いた竹刀…転向のきっかけは「ルールの壁」――新潟明訓・米山こころ
かつて日本武道館で竹刀を振った逸材が、陸上インターハイで力強く腕を振った。米山こころ(新潟明訓1年)は、初出場ながら女子400メートルで準優勝。全国大会に出場するほどの実力だった剣道との両立を封印し、陸上一本の道に進んだ理由とは――。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 滋賀インターハイ・平和堂HATOスタジアム(7/30~8/5)
かつて日本武道館で竹刀を振った逸材が、陸上インターハイで力強く腕を振った。米山こころ(新潟明訓1年)は、初出場ながら女子400メートルで準優勝。全国大会に出場するほどの実力だった剣道との両立を封印し、陸上一本の道に進んだ理由とは――。(取材・文=THE ANSWER編集部・戸田 湧大)
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高校入学から4か月。自分ですら驚く、初めての夏になった。
大会2日目の女子400メートル決勝。6レーンの米山は号砲にいち早く反応し、黒のユニホームが飛び出した。リアクションタイムは0秒139。決勝進出者24人でダントツだった。
「最初はスタートがスゴイ苦手だった。1年生大会で100メートルに出場したり、顧問の先生にスタートを教えてもらったり。そこからスタートに自信がついた」

積極的にアウトレーンの選手を追いかけ、最後のカーブを越えた辺りからさらに加速した。激しい2着争いを制し、54秒78の好タイムをマーク。2連覇を達成したバログン・ハル(市川3年)に次ぐ準優勝を果たした。
直後、地面に座り込み、呆然とした様子の表情を浮かべた。
「2位まで行けると思っていなくて。嬉しいとかもなくて、びっくりしています」
センスが光るレースぶりとは裏腹に、言葉と表情の節々にはあどけなさが残る。
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