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真夏の高校サッカー応援へ1400km大移動 バス4台、過酷な片道14時間「寝てました」…メンバー外200名と歩んだ全国舞台

全国高校サッカーインターハイ(総体)は1日、男子サッカーの決勝が福島県で行われ、静岡学園(静岡)の初優勝で幕を閉じた。史上初の決勝へ進んだ近大附属(大阪1)は一歩及ばず涙をのんだが、今大会では歴史を塗り替える快進撃を見せた。スタンドには約200名の大応援団が集結。地元・大阪からバスで片道14時間かけ駆けつけた登録外メンバーたちにとっても、特別な夏になった。

近大附属高サッカー部の応援メンバーたち【写真:橋本 啓】
近大附属高サッカー部の応援メンバーたち【写真:橋本 啓】

高校サッカーインターハイ

 全国高校サッカーインターハイ(総体)は1日、男子サッカーの決勝が福島県で行われ、静岡学園(静岡)の初優勝で幕を閉じた。史上初の決勝へ進んだ近大附属(大阪1)は一歩及ばず涙をのんだが、今大会では歴史を塗り替える快進撃を見せた。スタンドには約200名の大応援団が集結。地元・大阪からバスで片道14時間かけ駆けつけた登録外メンバーたちにとっても、特別な夏になった。

 メガホン片手に、上半身にはトリコロールの冷感マット。「近高~近高~おおおーおー」。太鼓とシンバルのリズムに乗って、近大附属側の応援スタンドから大声援が響き渡る。まだ決勝戦のキックオフ前。気温34度の蒸し暑さにもめげない。他校の多くが小規模の応援にとどまっていた今大会で、客席の一角を占拠する最大級の応援風景は異彩を放った。

 サッカー部として12大会ぶり10度目のインターハイ。就任4年目の寺師悠斗監督が望んだのは近大ファミリーとしての共闘。その思いに、部員たちは応えた。

 メンバー外の選手、マネージャーを含めた200人超がバス4台で福島へ。直線距離で片道約560キロ。近畿から高速道路を経由していくと、約720キロの道のりになる。はるばる東北へ。先月25日の初戦からスタンドの一角で大声援を送ると国見(長崎)、昌平(埼玉)、日章学園(宮崎)などの強豪を破り、創部初となるベスト4入りを果たした。

 快進撃で延泊が決まり「バス会社さんの労働時間の関係」(寺師監督)から、7月29日の日章学園戦後、応援組は一度、帰阪。「30日の朝5時に大阪に着いて、その日の夜10時には出発していました」。片道14時間。部員たちは大阪の実家へ半日超とどまっただけで福島へとんぼ返り。往復で1400キロ超を移動する過酷な旅路にも「寝てました」「マイクラ(マインクラフト)してました」と笑う。

「めちゃくちゃ特別な夏を過ごしてます」「真夏の大冒険ですから」。スタンドで応援する3年生たちはそう言って白い歯を見せる。当然、試合に出られず悔しい気持ちもある。ただ、高校最後の夏を黙って見ているつもりはない。試合前後で、選手とスタッフは必ずスタンド前に出向く。主将の合図とともに選手たちは一礼。スタンド最前列で構えるメンバー外の部員たちとハイタッチを繰り広げる。これもまた濃密な青春の1ページだ。

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