五輪メダル10個の高木美帆さん、大手企業の研究員に就任「経験を社会に還元したい」 ワコール初の試み、健康等の研究開発を推進
ワコールは10日、スピードスケート女子で五輪通算10個のメダルを獲得した高木美帆さんを外部研究員として迎えると発表した。同社の研究機関「ワコール人間科学研究開発センター」にてその知見を活かし、健康とコンディショニングに関する研究開発を推進する。同社がトップアスリートを外部研究員として迎えるのは初めての試みになる。

外部研究員「ヒューマンパフォーマンス・フェロー」に
ワコールは10日、スピードスケート女子で五輪通算10個のメダルを獲得した高木美帆さんを外部研究員として迎えると発表した。同社の研究機関「ワコール人間科学研究開発センター」にてその知見を活かし、健康とコンディショニングに関する研究開発を推進する。同社がトップアスリートを外部研究員として迎えるのは初めての試みになる。
今回は高木さんが競技人生を通じて培ったトップアスリートならではの身体感覚や視点と、ワコールが長年蓄積してきた人体研究の知見を掛け合わせることで、新たな価値創出を目指す。高木さんは高校時代に同社のコンディショニングウェアブランド「CW-X」を使用しはじめ、2019年にはCW-Xとのパートナーシップ契約を締結。以来約6年半にわたって商品開発におけるヒアリングや情報発信などを通じて関係を築いてきた。
高木さんには競技で培った知見を社会に還元したい想いがあり、健康寿命や身体に関するテーマにも以前から関心を持つなど、人間科学研究開発センターが取り組む研究活動にも興味を寄せていた。今回は外部研究員「ヒューマンパフォーマンス・フェロー」として迎えられることになる。
ワコール人間科学研究開発センターは1964年設立。からだを「美」「快適」「健康」の視点から科学的に研究している。高木さんが参画する活動については「トップアスリートとしての経験や視点を生かした商品・サービス開発への助言」「健康やコンディショニングに関する研究テーマの企画・推進」「人間科学研究開発センターおよび各ブランドの商品開発への知見提供」「研究活動や成果に関する社内外への情報発信」などで、研究活動の様子や成果についてはウェブサイトなどで発信される予定。

■高木さんコメント
「高校時代からCW-Xを使用し、2019年からはパートナーシップ契約を通じて、ワコールのみなさんとさまざまな形で関わらせていただいてきました。長年関わる中で、ワコールの社風、ものづくりや研究に向き合う真摯な姿勢に好感を持っていました。現役時代は、自身の身体と向き合いながら、日々のコンディションや身体の変化を感じ取り、その状態を理解することを大切にしてきました。競技生活を通じて得た経験や知識を社会に還元したいと考える中で、このたび人間科学研究開発センターの外部研究員として携わることになりました。今後はスポーツ人生で培ってきた視点や気づきを共有しながら、研究員のみなさんとともに、身体や健康に関する研究や商品開発に取り組んでいきたいと思っています。ワコールが持つ専門的な知見と、私自身がアスリートとして培ってきた経験を掛け合わせることで、新たな視点や気づきを生み出し、みなさんの日々の生活に、より身近に役立てていただけるカタチになるように努めていきたいと思います」
■高木 美帆 / Miho Takagi
1994年5月22日、北海道中川郡幕別町生まれ。幼少期から様々なスポーツに親しむなか、5歳から始めたスピードスケートで頭角を現すと、中学2年だった2009年2月のジュニアW杯で優勝。その後、国内代表選考会を勝ち抜き、翌10年バンクーバー五輪に日本スピードスケート史上最年少の15歳で出場を果たす。帯広南商高、日本体育大でも実績を積み上げたが、14年ソチ五輪代表選考会で敗れて落選。その悔しさを糧にオールラウンダーとして飛躍を果たすと、18年平昌五輪で3つ、22年北京五輪で4つのメダルを手にした。今年2月のミラノ・コルティナ五輪で3つの銅メダルを加え、日本女子最多となる通算10個の五輪メダルを獲得。26年4月に現役引退を発表した。
(THE ANSWER編集部)
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