中島ひとみ「競技がなくなった時、自分に何が残る?」 中3で全国V→低迷、31歳で日本新連発も…明かした信念「過程が人生を豊かに」

「過程が自分の人生をすごく豊かにしてくれる」
北麓での12秒62は、実に8年連続となる自己ベスト更新だった。
自身のインスタグラムで「競技を続けるほど、0.01秒動かすことがどれだけ難しいか わかってるからこそ、昔よりもこの更新がものすごく嬉しい」と胸中を記した。そして、前週からわずか6日、また日本記録を更新した。
この会場で行われた大学4年の日本インカレで記録した自己ベストは13秒60。9年かけ、1秒縮めた。レース後、「12秒60」のタイマー表示とともにポーズを取る。福井のナイター照明に照らされ、中島のまぶしい笑顔が弾けた。
ただ、数字ばかりが注目されるが、中島には記録よりもっと大切にしていることがある。
「コツコツ積み重ねるのが自分のスタンスであり、今もそれはずっと変わらない。日本記録を出したからといって、そこを守り続けるとかでは全くなくて。それが落ちても別に良くて。自分はそこまでの過程をすごく大事にしたい。
競技がなくなった時に自分に何が残るんだろうと思ったら、もちろん記録とかも大事だけど、そこまでの道、過程が自分の人生をすごく豊かにしてくれるんじゃないかと思います。
そこを自分の中では大切にしていきたいと思いますし、今の若い子たちにもそういう風に伝えられるような走りができたら、私はアスリートとして嬉しいかなと思います」
31歳。中島ひとみはまだ速くなる。その一歩一歩が、思うようにいかない時間を過ごす誰かの道しるべになる。
(THE ANSWER編集部)
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