2m超も止める“小柄”な188cm「瞬発力は誰にも負けない」 バレー西本圭吾の「割り切り」力
代表活動で感じる成長「日本代表のディフェンスは凄いので…」
最悪の状態を常に想定し、何が起きても動じないようにメンタルを整える。「ある意味期待しすぎないというか。相手もいるスポーツですし、自分より凄いのは大前提なので。相手が我慢できなくなったときに仕留めることにフォーカスしている」。後ろに控えるリベロ、横に並ぶブロッカーと連係しつつ、何度も何度も跳び上がり、手を伸ばした。
第3セットには8-8からクイックで強烈なスパイクを叩きこみ、再び観客の方を向いて「シャァァァー!!!!」と絶叫した。深津英臣のトスに大きく上体を逸らせて、ブロックを回避する技ありの一撃だった。
「相手のブロックの特徴を見て、コミットブロックで跳んできているのに対してかわして打つ、というのはそもそもトスも流してもらっているので。あと去年とアタックのところで大きく違うのは、ブロックをしっかり見て打つようになったこと。そこは結果として出ているのかなと思います」
代表では控えとして過ごす時間が多いが、それは「監督が決めること」。練習から同ポジションで2メートルを超える山内晶大、小野寺太志、高橋健太郎らと対峙し、世界と戦うために技を磨き続けた。「彼らのブロックをかいくぐって、なおかつ日本代表のディフェンスは凄いので、それも崩せば決まるという自信がついた」。代表での活動期間で着実なレベルアップを実感している。
15日のイタリア戦では、身長203センチのジョバンニ・サングィネッティのスパイクを弾き返した。「親善試合(昨年9月の世界選手権壮行試合)の時は1本も触ることすらできなかったが、昨日はブロック1本できて、1年で成長も感じました」。出られない時間も、世界トップの選手を目で見て、話を聞いて血肉にしてきた。27歳の熱い男はまだまだ伸び盛りだ。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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