りくりゅう、五輪金で流した涙の“本当の理由” 「正直にお話しできなかった」今だから明かせる舞台裏

まさかの5位発進で止まらぬ涙「この積み重ねはなんだったんだろう」
言葉通り、2人は最強だった。団体戦ではショートプログラム(SP)、フリーともに自己ベストをマーク。堂々の1位となり、日本の銀メダルに大きく貢献した。
だが、1週間後に事態は暗転する。
個人戦のSP。得意のリフトで珍しくミスが出て、まさかの5位発進となった。「この積み重ねはなんだったんだろう」。最後と覚悟を決め、一切のスキなく準備してきたつもりだった。その自負が大きかったからこそ、2人の涙は止まらなかった。
一方で、崩れた気持ちを立て直せたのも、積み重ねてきた日々のおかげだった。「まだ終わってない」。コーチやトレーナーらが何度も励ましてくれた。「自分たちが積み上げてきたものがあるから絶対大丈夫」。三浦も木原に言い聞かせた。1年間、いや、結成からの7年間を思い返す。私たちなら大丈夫。切り替えて臨んだ翌日のフリー。2人はまた、最強に戻っていた。
決意の「グラディエーター」。フリー歴代最高得点の158.13点をマークし、ミラノに伝説を刻んだ。「全てやり切った」。大逆転の金メダル。木原の涙腺は崩壊した。三浦は「も~マジで泣いてばっかり」と笑った。
「正直にお話しできなかったんですけど、やっぱり最後だと分かっていたのも涙の原因でした」
引退を公表した今だからこそ明かせる涙の裏側。木原は会見でも再び泣いた。「本当に最高のパートナーに出会えた」。2人だから、ペアだからこそ乗り越えてこられた壁。ペアの魅力を日本中に広めるために、今度はプロとしてりくりゅうらしいスケートを披露する。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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