18歳新人・佐藤心結は自己最高5位 首位で迎えた最終日前夜は「グッスリ」の大物感
母が明かす前夜の様子「心配していましたが…」
プロとしてルーキーイヤーの今季、第6戦の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンから7戦連続予選落ちの苦悩も経験した。だが、ブリヂストンレディスの練習日に、憧れの宮里藍から「魔法はないよ。積み重ねていくことが大事」とアドバイスされ、目の前が開けた。翌週のリゾートトラストレディスからは、4戦連続予選通過。今大会は首位で最終日を迎えた。それでも前夜、佐藤は熟睡していたという。ツアー生活をサポートする母・美樹さんがその様子を明かした。
「心配していましたが、昨夜は11時ぐらいには寝て、朝5時38分までグッスリでした。私はドキドキであまり眠れなかったのに(笑)」
少し大物感を漂わせた18歳。ドライバー270ヤード超の飛距離と高弾道のアイアンショットが復活し、メンタルの状態も良好だ。前日の会見では「(21年11月のプロテスト合格者)同期で一番先に優勝して、同期を引っ張りたい」と話すなど、優勝への思いも人一倍強い。だからこそ、佐藤は言った。
「この経験を次につなげたいです。今シーズン中に初優勝をしたいので、また優勝争いできるように頑張ります」
プロデビュー後、自己最高位の5位で暫定リランキングは14位に、メルセデス・ランキングは45位に浮上。スーパールーキーはこの結果と経験を糧に前へ進む。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)