井上尚弥、藤原竜也から対談で質問攻め ボクサーと役者の共通点とは「やる時は一人」
前夜は「遠足の前の日みたい」、ゴング直前は「夢の中」、試合前の心境明かす
藤原の「試合の朝は落ち着いているんですか」の問いに井上は「朝は落ち着いています」と答えた。「ただ、前日の夜は遠足の前の日みたいに楽しみ。やってきたからこそ、自信と楽しみがある」。続けて「リングに上がる直前は?」と聞かれ、こう答えた。
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「上がる直前は緊張感があります。それは逃げ出したいとかではなく、早く試合をしたいという緊張感です。(ゴング直前に)両者にらみ合ってもう始まるという時は夢の中みたいな感じです。国歌斉唱の時は何も考えていないんですよ。ぼーっとしているので、終わってから『うわ、もう始まる』という感じです」
試合直前までのメンタルまで明かした井上は、充実の対談を終えた後、取材に応じた。藤原と話したことで感じたボクサーと役者の共通点について「目指すところに対して準備をして、来るべきところに向けてやる。やる時は一人。そういう共通点はありますね」と振り返った。
昨年11月には観衆2万人の前で戦った。いわばリングに立つ“主役”だ。「リングで見られるのは快感というものもあるけど、『試合内容で見せないと』というのがあるので、豪快にKOすることが一番ですね」。カシメロ戦まで約2か月。どんな試合を演じるのか。試合はWOWOWで放送される。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)