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「一言では表せない」 合格率3%…女子ゴルフ最終プロテスト、残酷さ知る吉田鈴が受験者に“本音エール”

今年の最終プロテストに挑む、全米女子アマチュア選手権2位の岩永杏奈(左)と日本ジュニア選手権を制した後藤あい【写真:柳田通斉】
今年の最終プロテストに挑む、全米女子アマチュア選手権2位の岩永杏奈(左)と日本ジュニア選手権を制した後藤あい【写真:柳田通斉】

最年長は31歳、13度目の挑戦

 最終の出場者で最年長(日本人)は31歳。13度目の受験で最終は4度目の荒川侑奈だ。彼女は9歳からゴルフを始め、ジュニア時代から活躍。宣言プロとして台湾ツアーでのプレーも経験している。同様に、この難関に挑み続けてきた選手は多数いる。家族、関係者とともに重ねてきたその苦労が、ようやく報われる可能性は大いにある。また、韓国女子ツアーで通算20勝を誇る28歳のパク・ミンジ(韓国)も、2次予選を突破して静ヒルズCCのティーグラウンドに立つ。

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 1打でも届かなければ不合格。だが、最下位合格でも道は一気に開ける。振り返ると、元賞金女王で東京五輪銀メダリストの稲見萌寧(18年度)、全英女子オープン優勝者の桑木志帆(21年春=コロナ禍で延期された20年度合格者扱い)、今季ツアー初優勝、2勝目を飾った吉田も、最下位タイ合格だ。ひと昔前は「一発合格するような選手でないと、プロでは通用しない」とされていたが、近年は4度目で合格の吉田をはじめ、5度目の天本ハルカ、3度目の吉澤柚月がツアー優勝を達成。7度目で合格の平塚新夢は、昨季にステップ・アップ・ツアーで勝っている。

 それらの現実も踏まえ、横峯さくらの父でコーチとして23年に元OLの浅田実那を合格に導いた横峯良郎氏も、「今のプロテストはまぐれでは通らない。合格者はすぐにツアーで活躍できるだけの力は持っている」と話している。

 19年からは、「プロテストに合格してJLPGA正会員にならないと、原則として翌年以降のQT(ツアー予選会)に出場できない」という規定になった。文字通り、スタートラインに立つための4日間。吉田のように「諦めないマインド」でこの壁を突破したプロたちは、心の中で受験者へ「諦めないで」とエールを送っている。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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