箱根予選会に現れた“謎”の武蔵野学院大はなぜ伸びた? 中間速報で圏外→12位…信じた昭和スタイル「距離は嘘をつかない」
手書きの練習日誌で選手の変化を察知
練習は厳しい分、坂田監督が一番気を配っているのは選手のケアだ。選手たちは毎週、練習日誌を手書きで記す。指揮官は内容はもちろん、筆致からも選手の変化を読み取る。
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坂田監督は「日誌を見るだけでも、字を見るだけでも、この子たちの気持ちも分かる。『どうした?』とか声掛けもできる。そういうコミュニケーションを大事にしておる」と言う。
武蔵野学院大は埼玉県狭山市にキャンパスがある。国際コミュニケーション学部の1学部に特化し、大学のホームページによると、学部の学生数は363人(2026年5月1日時点)となっている。そんな小規模大学が箱根駅伝を走れば、まさにドラマのような筋書きになる。
しかも、来年度から箱根駅伝は出場枠が増える。次回は記念大会なこともあり、予選会では上位15位までに本大会の出場権が与えられる。もし、来年も今回と同じく12位ならば、正月の箱根路の切符が手に入る。
坂田監督はコーチとして就任した2020年当時について「ポイント練習の時に『バイトで休みます』って人もいました」と笑う。情熱と誠意で1歩ずつ積み上げてきた。テスファイゼラツィオン、佐野と強力な4年生こそ卒業を迎えるが、下級生の戦力は底上げされている。ぼんやりとしか見えなかった箱根駅伝が現実的な目標になった。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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