バレー日本は「別次元だが…」 惨敗した韓国が追う軌跡、学んだ隣国の歩み「一朝一夕じゃない」

韓国にいる日本バレーの功労者「彼が韓国に来てから…」
参考にしたのはプレースタイルだけではない。今でこそ世界ランク5位の日本も、長らく世界で勝てない時期が続いていた。
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「どんな国でも変化のプロセスには時間がかかります。日本がその大きな例です。今の日本選手のフィジカルは過去のものとは全く違います。しかし、それは一朝一夕でなしえるものではありません」
現在の日本代表の礎を築いた1人としてラミレス監督が挙げたのが、フィリップ・ブラン前監督だ。2017年から日本代表のコーチや監督代行を務め、2021年から2024年まで指揮を執ったフランス人。「どれだけの期間、彼が日本のために働いてきたでしょうか。メンタルやフィジカルの状態を変えるために、どれだけ多くの人が働いてきたでしょうか」。そう韓国の指揮官は訴える。
「今、日本は別次元にいますが、そこに達するまでに15年はかかったんじゃないかと思います。私たちは今3年目。韓国がこれからもっともっと成長していくことを願っています」
歓喜に沸く取材エリア。そこにはブラン氏の姿もあった。66歳の名将は、2024年から韓国Vリーグの天安現代キャピタル・スカイウォーカーズを指揮。今大会の得点王に輝いたホ・スボンも教え子だ。ブラン氏とハグを交わしたラミレス監督は感謝を口にする。
「彼が韓国に来てから、私たちは協力関係を深めてきました。目標の1つはクラブと代表チームを繋ぐこと。過去には誤解もあり、あまり連係が進んでいませんでした。しかし、ブランが韓国で仕事を始めてから、私たちはいい関係を築けています。また、彼は本当に素晴らしいコーチ、伝説的なコーチです。彼のことをとても尊敬していますし、いつか彼のレベルに達したいと願っています」
憧れのブラン氏のように、今ラミレス監督は韓国バレーの土台を固めようとしている。日本と実際に対峙し、特に差を実感したのはプレッシャーの中で自分の心をコントロールする力だ。
「それは非常に重要なことですが、学ぶには時間がかかります。私たちはもっとこのレベルで戦う必要があります。毎年毎年、日本や中国、イランのようなチームと戦い、選手たちがこのような試合のプレッシャーに慣れることを願っています」
日本戦の惨敗から一夜で立ち直り、世界の舞台で戦う権利を勝ち獲った。今後の韓国バレー界にとって、それはメダル以上に大きな意味を持つ。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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