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結婚を機に4児の父に「自分でもついていけない人生」 生活は激変、育児に奮闘…家族に捧げた「8m02」――陸上・山川夏輝

喜びの先に思い浮かべたのは、支えてくれた妻と、結婚を機に家族になった4人の子どもたちだった。14日に行われた陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ「Athlete Night Games in FUKUI(アスリートナイトゲームズ・イン・福井)」、男子走り幅跳びでは山川夏輝(Team SSP)が8メートル2(追い風1.6メートル)で優勝した。自身3年ぶりとなる大台突破となった。(取材・文=THE ANSWER編集部・澤田 直人)

男子走り幅跳びで優勝した山川夏輝【写真:朝倉健/アフロスポーツ】
男子走り幅跳びで優勝した山川夏輝【写真:朝倉健/アフロスポーツ】

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 Athlete Night Games in FUKUI・9.98スタジアム

 喜びの先に思い浮かべたのは、支えてくれた妻と、結婚を機に家族になった4人の子どもたちだった。14日に行われた陸上の日本グランプリ(GP)シリーズ「Athlete Night Games in FUKUI(アスリートナイトゲームズ・イン・福井)」、男子走り幅跳びでは山川夏輝(Team SSP)が8メートル2(追い風1.6メートル)で優勝した。自身3年ぶりとなる大台突破となった。(取材・文=THE ANSWER編集部・澤田 直人)

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 覚悟を胸に目いっぱい跳んだ。5回目の跳躍。山川は思い切りよく助走をつけると、風に乗り、勢いままに大ジャンプ。右手を強く握り、喜びをあらわにした。結果は8メートル2。2023年に8メートルをマークして以来の大台超えとなった。

「本当に3年間、いろんなことがあった」。記録だけでは語れない思いと時間があった。

 2025年11月22日の「いい夫婦の日」に4人の子どもがいるインフルエンサーのapyuと結婚。現在31歳の山川はこの日を境に、5歳、7歳、9歳、11歳の父親となった。「自分でもついていけないくらいの人生になった」。愛する妻と子を前に覚悟を固め、決心した。

「全部背負って戦っていこう」

 結果が出ずに苦しんだ中でがらりと変わった環境。朝は子どもを保育園に送り、4人それぞれの育児に向き合う。「誕生日がすぐに来るんです」と笑う。忙しい日々だが、心に思っているのは「家族のせいにはしたくない」ということ。「逆に送迎があると、早くに起きて練習に行って帰ってくる流れも作れた。そういう面では助かっています」と思わぬところで良い影響を見つけた。

山川は家族への思いを胸に跳び、大台を叩き出した【写真:澤田直人】
山川は家族への思いを胸に跳び、大台を叩き出した【写真:澤田直人】

「(4人の子どもたちは)やかましいんですけど、本当に可愛い。手紙を書いて応援してくれたりする。元々子どもが好きなので、そういうので『ガン』って上がっていく」

 育児をこなしながら、競技を支えてくれる妻についても「練習が終わって帰ってきたら奥さんが栄養を考えた食事を作ってくれて、僕一人でできないようなことを彼女がしてくれる」と献身的なサポートに感謝した。

 この日は日本歴代2位8メートル36の橋岡優輝(富士通)が欠場。山川は「橋岡と対戦するのを、夜も寝られないくらい、めちゃくちゃ楽しみにしていたんですけど、今日会場にいなくて。もうあいつを倒すために……」と残念がった。その上で「これからもう一回鍛錬して、まずは日本選手権で優勝して、世界陸上。その先のオリンピックに向けて走っていこうかなと思っています」と気を引き締めた。

 3年ぶりの大台は新たなスタートとなる。「子どもを持つ責任をしっかり持ってやっていこうと思う。僕の結果が悪いと奥さんも良い気がしないんですよ。結婚して初めて8メートル跳んだ。多分めっちゃホッとしていると思います」と笑顔を弾けさせた。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)

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