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「めっちゃ下手」と評された非エリートFWが強豪校の主力へ 卒業後は「魚の勉強」志望も…夏で変わった進路選択――近大附属・久下 彬

大学で「水産の勉強、魚の勉強がしたい」という思いも…増えた選択肢

 当初は難関校で知られる畝傍高校(奈良県)への進学を目指していたが、受験に失敗。そこから縁あって併願受験で近大附属へ。160人を超す大所帯のサッカー部へ入部時にはBチームとCチームを行き来した。センターバックにコンバートされたこともあったが、持ち味のヘディングを鍛えることで評価が上昇。「2年生の春頃に1度、Aチームに入れてもらえて、プレーの基準が上がっていった」という。

 今大会ではエース級の働きでチームの快進撃に貢献。寺師監督は「めっちゃ下手なんすよ、ほんまに」と冗談を交えつつ、叩き上げられた久下の成長ぶりを「泥臭さで這い上がった」と頼もしく見つめている。

 周囲からの見る目も変わった。「この大会で色んなところからお声がけいただいて。元々そんな選手じゃなかったんですけど」(寺師監督)。大学では「水産の勉強、魚の勉強がしたい」(寺師監督)と考え、高校卒業後はサッカーを断ち切る覚悟もあった。だがインターハイでの活躍から進路の選択肢が増えた。

 一度は諦めていたサッカー人生。水産への興味もあるが「プロになれるかどうかはわからないですけど、本当に上を目指してもう日々頑張りたいなっていう風に思っています」と心に決めている。思わぬ評価を受けた高校最後の夏。チームと共にさらなる飛躍へと歩む。

(THE ANSWER編集部・橋本 啓 / Akira Hashimoto)

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