議論の的に…15歳で来日、アフリカ留学生ランナーそれぞれの青春 「一番難しいのは…」救われた“ブカツ”の存在

日本で触れた「部活動」の良さ 「精神的に前向きになれる」
15歳の若者が海を越え、遠い異国で暮らす決断を下すには、強い意志と勇気が必要になる。深い心情を知るため、ミックスゾーンでケニアの公用語である英語で聞いて回ると、それぞれの想いが見えてきた。
ビリスは「日本に行くチャンスができた時、教育や長距離走のキャリアを求め、日本に来ることを決めました」と回顧。だが、最初の1年間は適応に苦しんだという。
「慣れるのが本当に大変でした。今は順調に物事が進んでいますが、やっぱり一番難しいのは言語ですね。日本語は特に難しいですが、一生懸命勉強しています」
年齢より大人びた風格があるが、内面は普通の高校生。ホームシックや孤独感に襲われる夜も少なくない。そうした環境下で心の拠り所になっているのが「部活動」だ。
男子5000メートルで7位入賞を果たしたパレイヨ・アントニーイタ(福岡第一2年)は個人種目でありながら、チーム単位で活動する部活の価値を実感している。
「1人で練習するのもいいですが、チームが一番いい。お互いに励まし合ったり、高め合ったりできる。仲間がいることで、精神的にも前向きになれます。1人だと考えすぎてしまうことがあるけど、グループの一員になれば、安心感があって思い切り走れるんです」
ジェリも最初は言葉の壁を感じたが、今は「少し理解できるようになりました」と実感。そんな日本の生活で学んだことに挙げたのは「親切心とチームワーク」だった。
「仲間に陸上のアドバイスをもらうこともありますし、アドバイスすることもあります。力を合わせることでいいチームを作っているんです」
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