暫定首位・島田麻央が箱根V青学大を応援したワケ「同じ気持ちなのかな」 平塚中継所で現地観戦【インターハイ】
フィギュアスケートの全国高校選手権(インターハイ)は20日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで初日が行われた。2日間に分けて行われる女子ショートプログラム(SP)では初出場の島田麻央(中京大中京・1年)が71.82点を記録し、暫定首位となった。

フィギュアスケート全国高校選手権
フィギュアスケートの全国高校選手権(インターハイ)は20日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで初日が行われた。2日間に分けて行われる女子ショートプログラム(SP)では初出場の島田麻央(中京大中京・1年)が71.82点を記録し、暫定首位となった。
ジュニアながら昨年12月の全日本選手権で坂本花織に次ぐ2位となった島田。この日は全てのジャンプで着氷するなど貫禄の演技だった。年末年始は6日間休んでリフレッシュ。2日の箱根駅伝(往路)を現地観戦したと明かした。2月下旬から始まる世界ジュニアでは3連覇を狙う。

以下、演技後の主な一問一答。
――コンディションは。
「お正月に休みすぎてしまった部分があり、本調子までいっていないけれど、ショートは耐えることができた。フリーまであと1日あるので、少しでも戻せるようにしたい」
――インターハイでの目標は。
「個人戦でもあり、高校という団体戦でもある。みんなで行動したり、高め合うこともインターハイならでは。中京高校が優勝できるように頑張りたい」
――ショートの良かった点と改善点は。
「まず新年一発目の試合で、大きなミスなく終えられたのはよかったけれど、もっと点数を上げるには滑りをよくしたり、ジャンプを大きくして加点をもらえるようにしていかなければならない。ルッツトウは試合であまり失敗しないけれど、まだしっかり考えて集中しないと跳べない。いつでも跳べるようなジャンプにして、その分4回転やアクセルに集中できれば」
――浅田真央さんらも着た憧れの中京ジャージーでインターハイに出場。
「浅田真央さんの演技をたくさん見てここまで滑ってきた。他にも素晴らしい選手がこのジャージーを着て世界に羽ばたいていったと思うので、そのジャージーを着られて嬉しい」
――正月休みの過ごし方は。
「会いたい方と会ったり、東京に行って遊んだり、おばあちゃんちに行ったりして過ごして、心のリフレッシュはできた」
――全日本選手権後の練習について。
「全日本が終わってから練習時間は1日1時間くらい、お正月前後は初めて6日間くらい休んだ。アイスショーがあったりしてあまり滑らなかった。今回のお正月は人生で一番休んだと思う(笑)。全日本でやり切るためにそこまで頑張った。休憩して、世界ジュニアに向けてまた上げるために休んだ」
――世界選手権までどう状態をあげていくか。
「世界ジュニアに本調子で行けるかもわからない。どんな状況でも最低限のことができるようにと考えて、どの大会でも楽しめるようにこのインターハイと国体を頑張りたい」
――箱根駅伝を現地観戦に行った。
「箱根駅伝も好きですし、他の競技を見るのも好き。平塚中継所の方に行った。今回が2回目。青学を応援していて、最初はダメかなと思っていたのに逆転していって、山上りで計算して最初はそんなに早く入らず、抜かしていったのが凄いなと思った」
――青学大の魅力は。
「(原晋)監督さんも好きで、厳しいかもしれないけれど、選手の少しの変化に気づいているのが凄い。たくさん優勝していて、自分も優勝してきて勝つのが大変になってきているので、少し同じ気持ちなのかなと思ったりして応援している。(自身は長距離は)凄い苦手です」
――初詣でおみくじは引かなかった。
「凶とか出たら気持ちが下がってしまうので、知らないことにしておこうかなと。本当に小さい頃は引いていたけれど『勝ちたい』と思い始めてから引かないようにしている」
――2025年をどんな1年にしたいか。
「いろんなことを少しずつ成長させて、今年も笑顔を忘れず頑張りたい」
(THE ANSWER編集部)