今夜WBC準々決勝・日本VSイタリア

　野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本代表は16日、準々決勝（東京D）でイタリアと対戦する。イタリア地元メディアは「日出る国のロスターは最強」と侍ジャパンを今大会随一と警戒。その戦力差については「ダビデ対ゴリアテ」と報じている。

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　スポーツ専門メディア「OAスポルト」では、「ダビデ・イタリアはゴリアテ・日本と対戦する」と記事を掲載。イタリアはオランダ、台湾など難敵揃いのプールAでキューバに次ぐ2位突破を果たした。記事では「イタリアは幸運にもチャンスを生かした。勝つことは不可能なライバルはいなかった」と振り返ったが、4強進出は至難の技だと見ている。

　侍ジャパンについて「ダビデ対ゴリアテの比喩が一番適している。日出る国はロスター最強だ」と表現。キューバやパナマなどプールAを引き合いに出しながら、「はるか上空を飛んでいる」と比較にならないとまで考察した。

　ダビデ対ゴリアテは旧約聖書の逸話。ペリシテ人の巨人であるゴリアテはベツレヘムの少年ダビデと対決。ダビデは紐と石でゴリアテを倒しているが、圧倒的な戦力差の象徴として伝えられる。

　さらにエンゼルスの大谷翔平投手について「珍しい二刀流。投球と打撃に優れる」、パドレスのダルビッシュ有投手には「米国でも名声を博している」と紹介した。五輪公式メディア「Olympic.com」イタリア版も注目。「イタリアは世界の野球の偉大な巨人と対戦する。まさに彼らの神殿で」と日本の強さと東京Dについて伝えている。

　主役は大谷と注目。「東京五輪王者には、ショウヘイ・オオタニというスターが輝いている：MLBエンゼルスのトッププレイヤーは、B組MVPに選ばれた。彼の多才さが今大会を支配している。投手としても、打者としても圧倒的に決定力がある」と最大級の警戒心を示した。