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糖尿病が心配、でも自己流の糖質カットは注意 血糖値が気になる人にオススメの運動

忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「糖質」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「血糖値を下げる効果的トレーニング」を紹介しています。

今回は「血糖値を下げる効果的トレーニング」を紹介(画像はイメージです)
今回は「血糖値を下げる効果的トレーニング」を紹介(画像はイメージです)

「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画」

 忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる! 中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて!』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「糖質」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「血糖値を下げる効果的トレーニング」を紹介しています。

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 ご飯にラーメン、パンやスイーツ。糖質に分類される食品には、「どうしてもやめられない」と言われるものが多いですよね。

 最近はどうも糖質=悪、健康に悪いというイメージが強いのですが、糖質は決して悪者ではありません。脂質やタンパク質などと同様に、適切な量であれば、食べたって何の問題もありません。

 むしろ、糖尿病や肥満といった病気を抱えていないにも関わらず「太るから」「糖尿病が心配だから」と自己流で糖質を完全カットしたことで、食べられないストレスを抱える、リバウンドするといった問題が起こります。

 とはいえ、健康診断で「糖尿の疑い(※)がある」と言われると、急に不安になると思います。今回はそんな皆さんにおすすめの、食後の習慣についてお話しましょう(※ 生活習慣が要因で発症する2型糖尿病の心配)。

 糖尿病とは、血糖値が高い状態が続く病気です。そして、血糖値とは血液中に含まれる糖(ブドウ糖)の濃度のこと。血糖値が高い状態が続くと、血管や神経が傷つき、その結果、体にさまざまな障害が起こります。

 人は食事を摂ると、血液中の糖の濃度がグンと上昇。このとき、健康な体であればインスリンというホルモンの作用により、血糖値は2時間程度で正常に戻ります。ところが、インスリンがうまく作用しなくなると、高血値がなかなか下がらず、高血糖の状態が続いてしまうのです。

 トレーニングのセッションや取材などでも、「糖尿病が怖いのであれば、高血糖の状態が続かないようにしましょう」という話をすると、「じゃあ、糖質を抜いた食事にすればいいですよね!」と言われる方が必ずいます。

 でも、それは違います。なぜなら、血液中の糖の約75%は筋肉で消費されるため、筋肉がしっかりついていれば、糖はどんどん消費されます。そして、その筋肉を作るには、糖質が絶対に必要だからです。

 筋肉作りを家作りに例えると建築資材がタンパク質、そして、大工さんが糖質です。資材がたくさんあっても、大工さんがいないと家が建たないように、たんぱく質をたっぷり摂っても、糖質を摂らなければ筋肉は作られません。

 糖質の取り過ぎはもちろん問題ですが、一般の大人であれば一食茶碗1杯分のご飯(150~180g)は、しっかり食べるよう心掛けましょう。

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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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