3冠初戦・出雲圧勝の早大はこのまま盤石か 全日本、箱根へ…ライバル校の巻き返し戦略「作戦を変えます」「長い距離ならうちに分が」
大学三大駅伝の初戦となる出雲駅伝は12日、島根・出雲大社~出雲ドームの6区間45.1キロで行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で2010年以来16年ぶり3度目の優勝を果たした。6区間中、4区間で区間賞を獲得するなど圧勝。ライバル校はどう巻き返すのか。11月1日の全日本大学駅伝、来年1月の箱根駅伝に向け、各校の指揮官が“対抗策”を口にした。

「THE ANSWER 陸上PLUS|NEWS」 出雲駅伝
大学三大駅伝の初戦となる出雲駅伝は12日、島根・出雲大社~出雲ドームの6区間45.1キロで行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で2010年以来16年ぶり3度目の優勝を果たした。6区間中、4区間で区間賞を獲得するなど圧勝。ライバル校はどう巻き返すのか。11月1日の全日本大学駅伝、来年1月の箱根駅伝に向け、各校の指揮官が“対抗策”を口にした。
2時間6分54秒の2位で3連覇を阻まれた国学院大の前田康弘監督は、今後に向けて「作戦を変えます」と言った。早大の強さを改めて実感。「対早稲田をもうちょっと意識しないと。早稲田に先手を取られて、工藤君がアンカーにいれば心理的にも優位に働く。前半で競りかけていかないと。ダメージ与えて、競り勝って、貯金を作っていかないと」と序盤から主導権を握る必要性を強調した。
さらに「たぶんこのままいったら早稲田さんも3冠とか……。全日本までは突っ走られると思うので。全日本でもう1回、早稲田に挑んで、箱根を盛り上げられるよう頑張ります」と続けた。今後はより前半から積極的に仕掛け、早大より前で走ることを意識し、プレッシャーをかける構えだ。
2時間7分36秒の5位だった中大の藤原正和監督は、早大の強さを問われると、「やっぱりこの距離だと外さない。ただ、長い距離になれば、うちの方に分がある。全日本、箱根では必ず前でゴールしたい」と話した。
今大会では前半から先手を取る戦略を描いていた。レースについては「結果論としては、例えば、1区と6区を入れ替えたとかした方がよかったのかもしれないが、やっぱり我々としては(前半から)主導権を握って早稲田さんの勢いを削ぐっていうところが一番念頭にあった。スピードを生かして、攻めた駅伝をしようというのがあった」と振り返った。
今回は出場選手の調子が上がり切っていなかった反省がある一方、今後さらに状態が上向くとの手応えも示した。藤原監督は「選手が育ち、区間が増えた方がいい。全日本はうちにとって一番有利な駅伝だと思っている」と8区間となり、距離も延びる3週間後の伊勢路に期待を寄せた。
箱根駅伝3連覇中の青学大は2時間9分53秒の11位に沈み、関東勢最下位だった。原晋監督は危機感を募らせた。「駅伝力がなかった。速さはあっても強さというものが表現できなかった。特に3、4区あたりがもう全く機能せずで、関東勢で区間最下位ですからね。それは話にならない」と厳しい言葉を並べた。
それでも、箱根4連覇を目指す常勝軍団は、このまま終わるつもりはない。原監督は「最近の本学のトレーニングの流れが、全日本、箱根になっている。悔しさをバネに『このままでは箱根のシードも取れないぞ』と発破をかけて、全日本、箱根と盛り返していきたいなと思います」と巻き返しを誓った。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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