「一番大きかったのは…」女子バレー日本に劇勝 タイの日本人コーチが語る勝因とリスペクト
29日に行われたバレーボール女子のアジア選手権(中国・天津)の準決勝で、世界ランク17位のタイが同6位・日本に3-1(25-21、25-20、20-25、25-20)を破った。タイのベンチで指示を送った日本人コーチの吉田伸さんが、日本へのリスペクトと感謝を示した。

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29日に行われたバレーボール女子のアジア選手権(中国・天津)の準決勝で、世界ランク17位のタイが同6位・日本に3-1(25-21、25-20、20-25、25-20)を破った。タイのベンチで指示を送った日本人コーチの吉田伸さんが、日本へのリスペクトと感謝を示した。
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タイは第1セット、中盤の4連続得点などで勢いに乗って先取。第2セットも壮絶なラリーを制し、勝利に王手をかけた。第3セットは落としたが、第4セットで決着をつけ、決勝に駒を進めた。
吉田さんは昨年まで日本代表のアナリストを務め、26年からタイのコーチに就任した。劇的勝利後、THE ANSWERに「決勝に進むことができたことを素直に嬉しく思います」とコメント。「昨シーズン日本代表に関わっていた私にとって、日本との試合には、言葉では表現しきれない感情があります」と思いを明かし、感謝の言葉を続けた。
「試合中はもちろん対戦相手ですが、コートを離れれば、日本の皆さんは気さくに声をかけてくださいます。特にコーチングスタッフの先輩方には、本当にたくさんのことを教えていただきました。今でも『何か困ったことがあったら連絡してね』と声をかけてくださる、自分にとって大切な先輩方です」
その上で、「ただ、試合が始まればお互いに勝利を目指す立場です。相手がどこであっても、自分たちが準備してきたことをコートの上で出し切ることだけに集中していました。選手・スタッフ全員がそれぞれの役割を果たし、その結果として決勝進出につながったことを嬉しく思っています」と喜んだ。
タイの勝因については、「一番大きかったのは、選手たちが準備してきたプランをコートの中でしっかり遂行してくれたこと」と分析。「戦術的な部分だけではなく、一人ひとりが自分の役割を理解し、その中で自分たちの持っている力を出し続けられたことが、今回の結果につながったと思います」と続けた。
対戦した日本については、「本当に素晴らしいチームです。だからこそ、私たちはチャレンジャーとして、相手を恐れるのではなく、自分たちから常に攻め続ける姿勢を大切にしてきました」と振り返る。「選手14人それぞれが違った特徴や強みを持っているので、選手交代によって戦い方やプレーの特徴が変化します。その変化に対して、アジャストしきれず、少し難しい時間帯もありました」と説明した。
日本を攻守に渡って圧倒したタイ。その強さを支えているのは、チームに根づく「今を楽しむ」姿勢という。
「選手・スタッフ全員が明るく、笑顔で『今』を楽しんでいるところだと思います。過去の結果やこれから先のことを必要以上に考えるのではなく、今この瞬間に集中して、その時間を楽しむ。それは試合中だけではなく、普段一緒に生活している中でも強く感じます。まず人生そのものを笑顔で楽しむ。その姿勢が自然とバレーボールにもつながっていて、プレッシャーのかかる状況でも、それぞれが自分らしさや自分の良さを出せているのだと思います」
タイは日本時間30日午後7時45分から開催国・中国と対戦。日本撃破の勢いに乗り、アジア連覇で2028年ロサンゼルス五輪切符をつかむ。
(THE ANSWER編集部)

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