大谷が投げないなら「PCAがMVPの可能性」 米識者が大激論、NY記者は大谷推し「見失ってはいけない」
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は現在左膝を痛めており、3日(日本時間4日)のパドレス戦を最後に投手としての出場がない。25日(同26日)にはブルペン入りを回避するなど、調整も前に進まない状況だ。こうなると騒がしくなるのが、MVPを巡る争い。ニューヨーク紙の記者は大谷の希少性をもとに、MVPがふさわしいと力説している。

投手調整がストップ…注目浴びるMVPの行方
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は現在左膝を痛めており、3日(日本時間4日)のパドレス戦を最後に投手としての出場がない。25日(同26日)にはブルペン入りを回避するなど、調整も前に進まない状況だ。こうなると騒がしくなるのが、MVPを巡る争い。ニューヨーク紙の記者は大谷の希少性をもとに、MVPがふさわしいと力説している。
MLB専門局「MLBネットワーク」のXは、大谷の登板がこのままなかった場合「他のナ・リーグMVP候補にチャンスが開かれるのでしょうか?」というテーマで対談を行った。具体的な競争相手として挙げられたのは、カブスのピート・クロウ=アームストロング(PCA)外野手だ。
レッズなどで活躍したショーン・ケイシー氏は「そうなると思うよ」と、クロウ=アームストロングのMVP受賞を有望視している。「特に数か月前からバッティングの調子が上がってきてからというもの、圧倒的なプレーを見せている。カブスの試合を見るたびに、毎晩チームを勝たせるための何かしらのプレーをしている」と勝利への貢献を高く評価した。
実際、28日(日本時間29日)の時点で米国のデータサイト「ベースボール・レファレンス」が算出しているWAR(勝利貢献度)で、大谷は投手として2.9、野手として2.7の合計5.6。これは大リーグ2位で、トップはクロウ=アームストロングの6.5なのだ。
ケイシー氏は「センターですべての打球をカバーしている姿は、殿堂入りしたばかりのアンドリュー・ジョーンズを彷彿とさせる。彼は守備で決定的な違いを生み出せる選手だけど、ショウヘイはそうじゃない」と、指名打者として出場するため守備で貢献できない大谷との差を強調。「もしショウヘイが(今季)もう投げないのなら、PCAがMVPを獲る可能性はあると思う」と力説した。
一方、「ニューヨーク・ポスト」紙のジョエル・シャーマン記者は希少性を根拠に、大谷の受賞を主張した。「オオタニは今季すでに14試合に先発し、防御率は2点未満! そして世界でも屈指の打者でもあるんだよ!」「オオタニがやっていることは、これまで誰も成し遂げたことがない。その事実を見失ってはいけない」と絶叫した。
MVPは記者投票となるため「ストーリー性も重要だ。MVP投票ではそういう要素が影響するからね」という側面もある。「もしカブスが8月以降に一気に勢いに乗って、ブルワーズをかわして地区首位に立ち、その中心にPCAがいるようなら、彼がMVPを獲ることになるだろう」とみている。
またWBC米国代表監督のマーク・デローサ氏も「そうだね。ジョエルが言ったことを踏まえれば、現時点ではMVPはショウヘイのものだ。あとはショウヘイが逃すかどうかだ。僕がPCAをどれだけ高く評価しているかは知っているだろう。このスポーツにおいて、最もエキサイティングで見ていて楽しい選手の一人だ」とこのレースを見守っている。
(THE ANSWER編集部)
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