手書きの「アルバトロス賞」 急遽賞金100万円…大会側も予想外、桑木志帆が掘り起こした11年ぶり快挙

有村しかいない史上唯一の偉業狙うも…結果は「そんな上手くいかなかった(笑)」
同ツアーでは11年ぶり12人目、13回目の快挙。桑木自身も「試合以外も含めて初めてです。見たこともありませんでした」と仰天だったが、すぐに頭に浮かんだのは、アルバトロスとホールインワンを同一ラウンド(2011年スタンレーレディス第1R)で達成した有村智恵だけの偉業だった。
当時、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)が公表した過去10年データではホールインワンが604ラウンドに1回、アルバトロスは1万7896ラウンドに1回達成されている計算。同一ラウンドで両方を達成する確率は、1080万9184ラウンドに1回だった。仮に毎日ラウンドしても2万9614年に1度しか起こらない計算で、各メディアには「3万年に1度の奇跡」と報じられた。
だからこそ、桑木は狙っていた。残っていた5番、8番、12番、17番で果敢にピンを狙った。アルバトロスの瞬間を取り損ねたカメラマンも「もしかしたら」と思い、カメラを桑木に向けていた。結果は全てパー。本人は「そんな上手くいかなかったです(笑)」と照れ笑いした。
前週のSky RKBレディスで2年ぶりのツアー4勝目を達成。今大会は、アルバトロスで優勝した入谷響に一時1打差に迫ったが、以降はスコアを伸ばせなかった。ただ、再来週の全米女子オープンへの手応えをつかんでいた。
「アプローチとパットの状態がかなりよくなってきました」
豪雨と強風で第2ラウンドが中止になった22日、桑木は1人だけ練習グリーン上でパット練習を繰り返していた。約1時間、かさを差して付き合った小楠和寿トレーナーは「これが桑木志帆なんです」と実感を込めた。今大会でも勝つため、昨年は通用しなかった海外メジャー大会に備えた取り組みだった。
次週のリゾートトラスト レディスは欠場して28日に渡米予定。全米女子オープンでの目標を問われると、「まずは予選を通過することが一番で、できたら上位を目指していきたいなと思ってます」と回答。記者から「アルバトロス賞で遠征費を稼げましたね」と振られると、「ホントですね! 何か持ってますね」と返し、ニッコリと微笑んだ。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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