涙の1打差メジャー3位も「これでもっと強くなる」 岩井明愛、ジュニアから指導の恩師が確信
米女子ゴルフツアーで海外メジャー第4戦のエビアン選手権最終日が12日、フランス・エビアン・リゾートGC(6479ヤード、パー71)で開催された。同ツアー2年目で2位スタートの岩井明愛(24=Honda)は、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算18アンダーで3位。1打差でプレーオフ(PO)に進めず、惜しくもメジャー初優勝を逃した。海外メジャーで3位は、2024年全英女子オープンでの7位を超える自己最高位。今季は、同ツアー17戦出場で4度目のトップ10入りとなった。

エビアン選手権最終日
米女子ゴルフツアーで海外メジャー第4戦のエビアン選手権最終日が12日、フランス・エビアン・リゾートGC(6479ヤード、パー71)で開催された。同ツアー2年目で2位スタートの岩井明愛(24=Honda)は、5バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算18アンダーで3位。1打差でプレーオフ(PO)に進めず、惜しくもメジャー初優勝を逃した。海外メジャーで3位は、2024年全英女子オープンでの7位を超える自己最高位。今季は、同ツアー17戦出場で4度目のトップ10入りとなった。
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最終18番パー5。決めればPO進出できる3メートルのバーディーパットは、カップの右に外れた。結果、同組のユ・ヘラン(韓国)、ブルック・ヘンダーソン(カナダ)に1打及ばず、激闘を終えた。
アテスト後、マイクを向けられると涙を浮かべながらも、気丈にふるまった。
「メジャー大会でいい雰囲気の中でラウンドできて楽しかったです。同じ組のユ・ヘランとブルック(ヘンダーソン)がいいプレーをしていて勉強になりました。悔しいですけど、大会を少しは盛り上げられたのなら、良かったです。今季、まだ残っているので諦めずに優勝を狙っていきたいですし、今週は得たものが大きいなと思います」
首位のヘランに3打差スタート。1番パー4でバンカーから寄せ切れずボギー発進も、2番パー3で2メートルのバーディーパットを決めた。第1打を右のブッシュに打ち込んだ3番パー4でダブルボギーをたたき、この時点でヘランとの差は5打に広がったが攻めの姿勢は続けた。
予選落ちした双子の妹・千怜が見守る中、その後に2バーディー。2打差の3位で折り返すと、14番パー3、15番パー5で連続バーディー。ここでトップを捉えた。だが、18番でのグリーン勝負で敗れる結果となった。
前週はオープンウィークで、明愛は千怜とともに帰国。幼少期から通う埼玉・毛呂山町のリンクスゴルフクラブに姿を見せていた。対面したコーチの永井哲二さんは、2人の様子をこう振り返った。
「少し心が弱っていたようで、珍しく『私たち今年、勝てますかね』と言っていました」
2人ともルーキーイヤーで初優勝。今季も優勝争いはしているが、昨季に比べて成績の波はある。だが、永井氏から見てスイング状態は悪くなかったという。
「ともに問題点はありませんでした。あとは本番でのアプローチ、パット次第という感じでした」
そして今大会では、明愛が初日63をマークして首位発進。2日目以降もバーディーを量産し、永井氏は最後までネット速報や映像を見ながら応援し続けた。そして、終了後にこう言った。
「結果は残念でしたが、これであきちゃん(明愛)はもっと強くなると確信しました。ジュニアの頃から悔しさをバネに反骨精神で成長し、ここまで来た選手ですから」
プロテストは2021年6月に千怜と同時に合格。だが、初優勝は日米ツアーとも千怜の方が先だった。そして、明愛が続くように優勝。2人の切磋琢磨は今も続いている。
クラブフェースが常にボールの方を向く2人のスイングは、永井氏が教え込んできた。今ではそれが、日米ツアーでのトレンドになっている。日々のトレーニングでフィジカルにも恵まれている岩井姉妹。今後も2人で世界の頂点を目指していく。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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