「予想していませんでした」「ナカタニは誇るべき」 世界の記者が東京Dで感じた“世紀の一戦”の価値

再戦にも期待「長く語り継がれる日に」
もう1人、「ナカタニは自分を誇りに思うべきです」と熱弁したのはニカラグア出身のスポーツアンカー、レビィ・ルナ氏だ。米スポーツ専門局「ESPN」やニカラグアのスポーツ専門局「8・ディポルティーボ」で試合をレポートする同氏は「こういう戦いを期待していました。IQの高い試合をね。ボクシングのIQといえば、イノウエです」と興奮冷めやらぬ様子で語った。
116-112で井上に軍配を上げつつ、「ナカタニは最高の選手の1人と対峙したんです。それは簡単なことじゃない」と、絶対王者と真っ向から張り合った勇姿に敬意を込めた。「ナカタニはまたタイトル戦のチャンスを得てしかるべきです。ビッグマッチが待っていると思います。バムとかね」。現世界スーパーフライ級3団体統一王者のジェシー・ロドリゲス(米国、帝拳)との将来的な対戦を願った。
「ナカタニの評価は上がりました。最高の対戦相手を前に、あのような戦いをしたのですから。ナカタニにとってハードな試合でしたが、8回はそれまでと違う、より競争力のある展開になりました。イノウエがこのスポーツにおいてどれだけの位置にいるのか、みんな分かっています。ナカタニは自分を誇りに思っていいはずです」
ルナ氏は井上にも再びビッグマッチの実現を期待した。「やるなら日本じゃなきゃいけません。ここ東京ドームで。これだけの観客を集めるのは簡単なことではありませんが、イノウエはキャリアにおいて最高のご褒美を受けるに値します。彼はこの競技に対する規律正しさ、敬意を持っているから。本当に素晴らしい仕事をしています」。井上自身もまた東京ドームで戦うことを望む発言を残した。
「THE DAY -やがて、伝説と呼ばれる日。-」と銘打たれたこの興行。アイバーズ記者は「まさにTHE DAYです。長く語り継がれる日になるでしょう。願わくば、彼らがまた2回、3回と再戦してほしいです。後世の人が振り返るような、非常に有名な試合になると思います」と“続編”を夢見ていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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