イタリア34歳が敗戦後のリング上で演じたプロポーズが話題に

　ボクシングの世界タイトルマッチで敗れた挑戦者がリング上で恋人にプロポーズするという珍しい場面が発生。見事に成功させた。なんとも粋なシーンを米スポーツ専門局「ESPN」が動画付きで公開し、ファンに「真の勝者」「勝者からスポットライトを奪う素晴らしい方法」「私なら断る」などと様々な反響を呼んでいる。

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　腫らした顔で跪いた。敗戦後のリングでサプライズを演出したのは、カルミネ・トマゾーネ（イタリア）だった。2日に行われたWBO世界フェザー級タイトルマッチのオスカル・バルデス戦（メキシコ）。試合は挑戦者のトマゾーネが7回TKOで敗れ、惜しくもベルト奪取はならなかった。しかし、トマゾーネには“もう一つの勝負”が待っていた。

　リングに残ってマイクを握ると、フィアンセのラウラさんに向かって語り始めた。そして、リング上で跪き、指輪を差し出す。突然のサプライズに長髪が印象的な美人フィアンセは感激の面持ちで笑みを浮かべ、抱き合ってキスを交わした。興奮を抑え切れないラウラさんの震える左手の薬指に指輪をはめると、再び抱き合い、愛を分かち合った。

　米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターは「ファイトに負けた後、カルミネ・トマゾーネはこのプロポーズにより、その夜の勝利者となった」とつづり、実際のシーンを動画付きで公開。一部始終を見たファンからはコメント欄で反響が続々と上がった。