サッカー代表が示した品格にテニス界のエースも“拍手”

　サッカーのアジア杯決勝は1日、日本がカタールに1-3で敗戦。2大会ぶり5度目の優勝を逃したが、試合後のロッカールームが脚光を浴びた。ゴミ一つ残さず、綺麗に掃除され、ホワイトボードにはアラビア語などで「ありがとう」と文字を残した。W杯ロシア大会を彷彿とさせる実際の写真を大会公式ツイッターが公開したことで話題を呼んでいたが、これに日本テニス界のエース・錦織圭（日清食品）も反応。さらに、海外ファンも「日本人になりたい」「どの国も学ぶべきだ」などと反響を広げている。

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　国を代表し、敗れてなお品格を示したサッカーのサムライ戦士に対し、テニス界のエースも“拍手”を送った。

　きっかけは大会公式ツイッターが公開した1枚の画像だ。ガランとした試合後のロッカールーム。しかし、ハンガーは綺麗にかけられ、テーブルの上にはタオルが綺麗に畳まれている。床はゴミ一つなく、ホワイトボードにはアラビア語、英語、日本語で「ありがとう」と謝意を示している。

　投稿では「日本はロッカーをゴミ一つなく綺麗にした上、お礼のメッセージを英語、アラビア語、日本語で書き残し、アジア杯を後にした」と称賛とともに画像を公開すると、海外ファンも「これがサムライの道だ」などコメント欄で感激の声を上げていたが、これに錦織が反応したのだ。

　画像を引用する形でサムアップと日の丸の絵文字を2つずつ投稿。世界を股にかけて活躍し、日本を代表するテニス界のトッププレーヤーにとっても印象深い出来事だったようで、返信欄ではテニスファンも胸を打たれた様子だった。

　錦織はもちろん、大会側が公開してから1日余りで海外ファンの反響は広がり、リツイートと「いいね！」を合わせて7万超と反応は増加した。コメント欄も「日本のとても良いところ」「尊敬するよ、素晴らしい日本の文化」「とても文明化した国だ」「日本人になりたい」「ソンケイ！！！」「どの国も彼らから学ぶべきだ」などの声がさらに集まっていた。

　試合こそ敗れたて準優勝に終わったが、日本が示した品格はスポーツの競技を超えて模範となるべきものだった。