歓喜の瞬間は…渾身のガッツポーズ2度＆バンザイ、水谷は肩を叩き健闘称える

　さらに、動画では13歳の歓喜の瞬間を伝えている。

　水谷のショットがアウトとなり、勝利が決まると張本はラケットを置き、渾身のガッツポーズを2度繰り出した。水谷と握手を交わすと肩を叩いて健闘を称えられ、両手でバンザイ。さらに、客席に向かって手を挙げ、感情を爆発させた。

　躍進の予感は漂っていた。

　昨年の世界ジュニア選手権で個人、団体の2冠を達成した張本は、史上最年少で世界選手権の日本代表に選出された。1回戦で、世界ランク106位のヌイティンク（ベルギー）をストレートで圧倒し、女子の伊藤美誠を上回る日本最年少の世界1勝を達成。勢いそのままに、日本の王者に挑んでいた。

　世界を驚かせた快進撃は、どこまで続くのか。注目は高まるばかりだ。

【了】

ジ・アンサー編集部●文　text by The Answer