韓国プロ野球のリーグスポンサーも務める新韓銀行のトップが発言

　米大リーグは3月20日に、ドジャースとパドレスのシーズン開幕戦を韓国・ソウルで行う。目玉はこのオフに10年総額7億ドル（約1014億円＝契約当時）でドジャースに入団した大谷翔平投手だ。初の大リーグ公式戦開催に沸き立つ韓国では、その経済効果にも注目が集まっている。大手金融グループ「新韓銀行」の会長を務めるチン・オクトン氏が「開幕戦は大きな影響を与える」と語っている。

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　米国の経済専門局「ブルームバーグ・テレビジョン」が公式X（旧ツイッター）でチン・オクトン氏のインタビューを公開している。新韓銀行は2018年から韓国プロ野球KBOリーグのメーンスポンサーを務めている。

　この中でチン・オクトン氏は大リーグ開幕戦への関わりを問われ「大きな国際的イベントである3月の開幕戦で、ショウヘイ・オオタニがソウルにやってきます。私はショウヘイ・オオタニの大ファンです。我々は国内リーグのメインスポンサーなので、この開幕戦でもどういう形か分からないですが、スポンサーになるべきか悩んでいます」と、個人的にも大谷に関心を持っていると口にした。

　また「ソウルに経済効果はあるか」という問いに対し「開幕戦は大きな影響を与えるでしょう。韓国と日本の人々の間で関心が非常に高まっています。素晴らしい経済効果が期待できると思いますよ」と断言している。

「実際に、3月20日の週に韓国でホテルを予約するのが難しくなっているのです。多くの人が韓国へやってきます」と短期的な効果を予測する一方で「（日韓）2か国はうまく付き合う必要があります。似通った経済構造を持ち、共闘する必要がある韓国と日本にとって、（開幕戦は）とても良いイベントです。とてもワクワクしているし、経済にもいい影響を及ぼすでしょう」と、長期的な日韓関係の好転にまでつながると位置づけている。