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激戦の女子100m障害、田中佑美も決勝へ 4月に日本人4人目の12秒台「気を張り詰めて走った」

8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が2日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子100メートルハードル準決勝1組では、24歳の田中佑美(富士通)が13秒05(追い風0.1メートル)で2位に入り、3日の決勝に進出した。レース後、取材に応じた田中は、熾烈な争いが予想される決勝に向けて「後悔がないようにしたい」と語った。

女子100メートルハードルで駆け抜ける田中佑美【写真:奥井隆史】
女子100メートルハードルで駆け抜ける田中佑美【写真:奥井隆史】

陸上・日本選手権

 8月のブダペスト世界陸上などの代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が2日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われた。女子100メートルハードル準決勝1組では、24歳の田中佑美(富士通)が13秒05(追い風0.1メートル)で2位に入り、3日の決勝に進出した。レース後、取材に応じた田中は、熾烈な争いが予想される決勝に向けて「後悔がないようにしたい」と語った。


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 今年に入り記録を伸ばしている田中が、その勢いのまま決勝に進んだ。4月の織田記念で日本人4人目の12秒台となる12秒97(追い風0.6メートル)で初優勝すると、5月のセイコーゴールデングランプリでは自己ベストの12秒89(追い風0.4メートル)で2位に入っていた。

 その流れの中で臨んだこの日、8月の世界陸上の出場権が懸かる今大会だけに、「今までは準決勝と決勝の間に大きな溝があって、そこを乗り越えるのが1つのゴールではあったんですけども、今日は決勝までは絶対抜けなくちゃいけないという気持ちで予選から臨めました」と話した。悪天候の中で「自分の力がどれだけ残せたかというのは、正直分かっていない状況」というものの、予選、準決勝と「結構気を張り詰めて走った2本」を走り切り、順当に決勝への切符を手にした。

 雨の中で2本を走った中で、手応えを感じているのが中盤以降の伸びだ。

「予選、準決を抜けた理由は完全にそれだと思っています。中盤以降はかなり落ち着いて刻んでいるっていうのが今の自分のいいところだと思いますし、混戦になった時には大事だなと思っているので、そこはぶらさず明日も頑張りたいです」

 3日の決勝では世界陸上への出場を懸け、寺田明日香(ジャパンクリエイト)、福部真子(日本建設工業)ら実力者と熾烈な争いが予想される。「混戦がある程度予測されるので、まずスタートで出遅れないこと。競った時に自分に集中して、しっかり刻み切ることだと思っています」と語った田中は、「走り終わった後に後悔がないようにしたいです」と続け、決勝の残り1本に向けて集中力を高めていた。

(THE ANSWER編集部)





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