母の日に行われたレッドソックス戦に「1番・右翼」で出場

　米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は14日（日本時間15日）、敵地レッドソックス戦に「1番・右翼」で先発出場。母の日に開催された試合前、現地の放送席に呼ばれてトークを繰り広げていたところ、中継画面上に突然、自宅にいる母・久美子さんが登場。感激している姿を見せるなか、久美子さんは笑顔で「彼はよく泣くんですよ」などと息子のエピソードを披露した。

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　サプライズに、ヌートバーも心の底から驚いた様子を見せた。レッドソックス戦の試合前、ヌートバーは米スポーツ専門局「ESPN」解説者で、元メジャーリーガーのエドゥアルド・ペレス氏のインタビューを受けた。同氏から母の存在について聞かれると、「彼女は僕にとって全てです。（画面に映る母親との2ショット写真を見て微笑みながら）これが僕のママです。彼女は僕にとって本当に全てですね。僕はママっ子なんです。彼女は僕が帰省する時はいつも知っていて、LAに帰るたびに髪を切ってくれるんです。ソファーに座って談笑したりして。彼女は私の支えであり、全てであり、親友なんです」と語った。

　画面上では母との思い出の写真が公開。そんな中で突然画面が切り替わり、画面越しに久美子さんが登場した。驚いたヌートバーは「これライブですか？」と聞くと、「オーマイガッシュ！　感傷的になってしまいますね。元気？」と会話を始めた。サプライズ登場に感激したのか、「なんで感傷的になってしまっているのか分からないよ」と話しながら目元を拭う姿を見せていた。

　対照的に笑顔の久美子さんは、「お花ありがとう！」と息子に感謝。そして「彼はよく泣くんですよ（笑）」と明かした。最後にヌートバーは「感傷的になるのは彼女を見る時だけですよ。愛してるよ、ママ」と締め括った。

　3月のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で、国外出身選手として初の日本代表入りを果たし、3大会ぶり3度目の世界一に貢献したヌートバー。明るいキャラクターで日本ファンにも愛され、メガネブランド「Zoff（ゾフ）」のCMでは久美子さんとの共演も果たすなど、親子の仲睦まじい関係性が改めて分かる米放送局でのやり取りとなった。

　この日、ヌートバーは2本の二塁打を含む6打数3安打の大暴れ。チームも9-1で大勝し、久美子さんに勝利を届けた。