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優勝候補・佐藤早也伽、18kmで涙の棄権 接触→転倒で膝から流血、大阪国際女子マラソン

大阪国際女子マラソンが29日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着の42.195キロで行われたが、優勝候補の佐藤早也伽と岩出玲亜が転倒するアクシデントに見舞われた。佐藤は18キロ付近で涙の棄権となった。

佐藤早也伽(右、撮影は2020年)【写真:奥井隆史】
佐藤早也伽(右、撮影は2020年)【写真:奥井隆史】

大阪国際女子マラソン

 大阪国際女子マラソンが29日、大阪・ヤンマーフィールド長居発着の42.195キロで行われたが、優勝候補の佐藤早也伽と岩出玲亜が転倒するアクシデントに見舞われた。佐藤は18キロ付近で涙の棄権となった。


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 澄み渡る冬空のもと、ランナーたちが浪速路を駆け抜けた。序盤は3年ぶりに出場した海外招待選手たちと安藤友香、佐藤、上杉真穂、岩出らが先頭集団を形成。5キロ地点を16分39秒で通過した。しかし、8キロ付近で佐藤と岩出が接触。2人とも転倒した。

 佐藤は顔をしかめながら立ち上がったものの足を引きずった。先頭からは100メートル以上離される展開。徐々にペースを取り戻したが、解説席の高橋尚子さん、福士加代子さんらからは今後のことを考えて棄権を勧めるなど心配の声が上がった。膝から出血が見られたが、12キロ付近では先頭に60メートルほどまで追い上げた。

 しかし、再びペースを落として18キロ付近で棄権。野口英盛監督が沿道で抱きかかえ、佐藤は涙を流した。

 28歳の佐藤は昨年大会で左足首に不安を抱え、2時間24分47秒で6位。悔し涙を流した。それでも9月のベルリンマラソンで自己ベストを1分以上更新する2時間22分13秒をマーク。今大会は優勝候補に挙がっていた。

 2024年パリ五輪代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC、23年10月15日開催)の出場権もかかった大会。佐藤、安藤、上杉、岩出はすでに出場権を手にしている。8月のブダペスト世界陸上の代表選考会も兼ね、日本陸上競技連盟の派遣設定記録は2時間23分18秒とされている。

(THE ANSWER編集部)




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