英カラバオカップ3回戦

　海外サッカー、英プレミアリーグ・ブライトンMF三笘薫は9日（日本時間10日）のカラバオカップ（リーグカップ）3回戦で途中出場から決勝ゴールを決め、3-1の勝利の立役者となった。英記者は衝撃的な活躍を見せた日本代表戦士を絶賛。「W杯で見るのを待ちきれない」といった声が上がっている。

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　破壊力抜群の一撃だった。ベンチからのスタートとなった三笘は1-1の後半開始からピッチに登場。13分、右サイドの混戦からボールを奪ったブライトンは前線にパス。最後は左から駆け上がった三笘がペナルティエリア内で的確なトラップから右足を振り抜き、ゴール右隅にシュートを叩きこんだ。これでリードを奪ったブライトンはその後も1点加点し、3-1の勝利を収めた。

　英記者たちはツイッターで三笘のプレーを絶賛。英紙「デイリー・エクスプレス」のライアン・テイラー記者は「カオル・ミトマが1か月間で驚くべき成長。本当に研ぎ澄まされた。本物の選手でブライトンにとっては、またもや良い買い物。日本代表の彼をW杯で見るのが待ちきれない」とカタールW杯での活躍にも思いを馳せた。

　英ロンドン地元紙「イズリントン・ガゼット」のアーセナル番ジョシュ・バンティング記者も「ロベルト・デ・ゼルビ指揮下のカオル・ミトマは衝撃的存在になれるポテンシャルを秘めている。ブライトンが辛抱強くビルドアップし、最後はとても素早くボールを動かした。彼は非常に知的なボール運びをし、優れた技術的能力も持ち合わせている」と三笘のポテンシャルの高さを絶賛した。

　サッカーと音楽を含むカルチャー専門の英メディア「バーサス」は「カオル・ミトマ。ここ3試合で2得点1アシスト。300万ポンドでブライトンに加入したが、市場価値はインフレーションよりも速く高騰している。彼のハイライトを見てみて。素早い脚捌きに優れたビジョン。ゴール前での決定力がある」と報じ、市場価値の高騰に言及。日本代表でも攻撃にアクセントをつけられる“切り札”への注目は高まりばかりだ。