井上尚弥、眼窩底骨折の不安一蹴 フルパワーでマロニー撃破へ「1年で完全に回復」
大橋会長「4月は早い気がしていた」
この日、会見に同席した大橋秀行会長も「僕も同じように目のけがをした。4月は若干早いような気がしていた」と吐露。準備期間が増え「1年ブランクがあるとは思わない。スパーもできているし、いつもの井上尚弥。楽しみにしてほしい」と期待した。
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凄まじい勢いで世界のトップに駆け上がり、27歳と脂の乗った時期にいる。そんな年にコロナで試合数が減ってしまうが、井上は「目のけがもあり、激闘を制したばかりだったので自分にはプラスになる期間だとポジティブに捉えていた」と切り替えた。ドネア戦ではボクサー人生初の流血。「右目の上もカットしましたし、そこも開きやすい状態だった。1年で完全に回復しました」とアピールした。
ボクサーとして多くを兼ね備える井上に対し、海外メディアでは負傷が弱みになると指摘する報道もあったが、今度こそモンスターは「完全に回復」と一蹴。なかなか試合が決まらなかったが「今年できなきゃしょうがないし、来年になれば来年にやるだけなので、焦りはなかったです」とモチベーションの低下なんて縁遠い。再びフルパワーのモンスターを期待していいようだ。
(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)