全英女王・桑木志帆も導入の新クラブ、堀川未来夢「濡れてもスピン」佐藤心結「ミスヒットに強い」
国内男子ゴルフツアー通算5勝の堀川未来夢(Wave Energy)と国内女子ツアー1勝の佐藤心結(ニトリ)が、このほど千葉・市原GC市原Cで開催されたブリヂストンスポーツ(BS)のゴルフ新商品試打会に参加した。9月4日に新発売される軟鉄鍛造アイアンのB-FORGED 100CB/200CB+やウェッジのBITING SPIN 2を試打し、その場で確かな手応えを口にした。全英女子オープンを制し、日本女子7人目(8度目)の海外メジャー優勝者となった桑木志帆(大和ハウス工業)も用具契約しているBS。ラウンド後、2人にその開発力を聞いた。(取材・文=柳田 通斉)

BSゴルフ新商品試打会に参加
国内男子ゴルフツアー通算5勝の堀川未来夢(Wave Energy)と国内女子ツアー1勝の佐藤心結(ニトリ)が、このほど千葉・市原GC市原Cで開催されたブリヂストンスポーツ(BS)のゴルフ新商品試打会に参加した。9月4日に新発売される軟鉄鍛造アイアンのB-FORGED 100CB/200CB+やウェッジのBITING SPIN 2を試打し、その場で確かな手応えを口にした。全英女子オープンを制し、日本女子7人目(8度目)の海外メジャー優勝者となった桑木志帆(大和ハウス工業)も用具契約しているBS。ラウンド後、2人にその開発力を聞いた。(取材・文=柳田 通斉)
BITING SPIN 2は、スコアライン(溝)の幅をやや狭く深くし、前作の15本から19本へと本数を増やした。さらに、溝と溝の間に「Multi Angle Milling(斜め溝)」を施すことで、ウェット条件下でのスピン保持率を前作の81%から93%に引き上げることに成功している。
堀川「(スタッフの指示で)ボールとクラブを濡らした状態で打たされたんですけど(笑)、『あっ、意外とスピンがかかってるな。しっかり止まってるな』と思いましたね。これまでは濡れた状態だとフェースの上をボールが滑って『ポッコン』という感じになるイメージでしたが、これは打感もボールとフェースがくっついてくれる感覚があって、コントロールしやすいです。フェースとボールの水分を上手いこと排除してくれている印象です」
アプローチにおいて、朝露や雨などでフェースとボールの間に水分が入り込むと、スピン量は激減してボールは止まらなくなるのが常。その課題をクリアしていることを佐藤も感じていた。
佐藤「濡れた状態でも自分が思った通りのスピン量で飛んでくれるので、距離感が合わせやすいです。あとは、リーディングエッジ(フェースの下刃)がストレートになったことでターゲットに構えやすくなった印象です」

アイアンの進化も2人を驚かせた。今回発表されたのは、ツアープロの要求に応えた本格軟鉄鍛造の100CBと、少しヘッドが大きく許容性とやさしさをプラスした200CB+だ。
堀川「抜け感がとても良いですね。特に5番アイアンの打感が気に入っています。顔が良く、構えた時の真っ直ぐなリーディング形状が好みです。打感が良く、強い球が打てます」
100CBには、ツアー現場のフィードバックから生まれた「Neo ツアーコンタクトソール」が採用されている。従来のソール設計に加え、トゥ・ヒールバック方向の削りを追加した3面カットソールが施されており、BSでは「どんなライからでもターフを取りやすく、クリーンに振り抜けるようになった」としている。
ダフリのミスを軽減し、やさしさを求めるゴルファーには200CB+が心強い。
佐藤「200CB+は少しヘッドが大きくて安心感があるけれど、100CBと並べても違和感のないシャープな顔をしています。球が上がりやすく、ミスヒットへの強さも実感しているので、6番アイアンを試合で使おうと思ってテストしています」
200CB+は、インナーポケットの開口部を前作比約20%強拡大したことで、BSでは「さらなる高弾道と寛容性を実現している」としている。
実際、記者が芝の上から試打してみると、アイアン、ウェッジともに「ソールの滑り」を実感できた。少し手前から入ったと感じたショットでも、ソールがスッと芝を滑ってボールを拾ってくれる。アイアンのフェース面にも施された細かいミーリング(バイティングフェース for IRON)を手で触ると、確かにザラザラとした抵抗があり、これが「球の滑り」を抑え、狙ったスピン量と安定した弾道を生み出していることを感じた。
ウェッジについては、10ヤード下りからのアプローチでもカップ手前でギュッとスピンがかかり、「スコアアップに直結するクラブ」との印象を受けた。
最後に2人に折り返しを過ぎた今季ツアーの目標を聞いた。
堀川「年間王者を取ること、今季は4年ぶりに優勝できたのでもう1回優勝したいです。今回試打したアイアンでは自分での操作性が高い100CBの方が好きですね。今の悩みであるフェアウェーからの120~130ヤードのショットがこのピッチングウェッジで解消されるかもと思っています」
佐藤「今はシード圏外なのですが、残りの試合で積み重ねていきながら優勝できるように頑張りたいと思ってます。新しいアイアンの投入に関しては、データを取りながら調整して考えていきたいです」
ゴルフギアの進化は、開発者の努力でとどまることがない。BS契約プロでは今季、国内女子ツアーでは阿部未悠がいち早く100CBアイアンを投入して明治安田レディスを制し、桑木は48度、52度ウェッジでBITING SPIN 2を使って全英女子オープンを制している。「ゴルフは道具(ギア)だ」の言葉もある通り、アマチュアゴルファーもトッププロを支えるクラブに注目している。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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