風邪に「バニラアイス」がオススメのワケ 食欲が落ちた時の“2ステップ栄養摂取法”
風邪の症状別に効く食材やメニューとは?
【鼻水、鼻づまり】
<食材>
風邪の初期症状に見られる鼻水、鼻づまりには体を温める食材や粘膜を強化するビタミンAを。生姜やねぎ、にんじん、ほうれん草、かぼちゃ、ピーマン、レバーが代表的。
<メニュー>
具だくさんの豚汁、シチュー、かぼちゃのポタージュスープ、鳥の水炊き、豚肉とねぎの鍋物、レバーの生姜煮
【せきや喉の痛み】
<食材>
粘膜が弱っているため、炎症を増す刺激物は避けて、のど越しの良い食材を選びましょう。例えばうどんや雑炊、アイスクリームやゼリーなど。唐辛子や酢の物など辛味や刺激が強いものは控えます。
<メニュー>
卵とじうどん、月見そば、マグロの山かけ丼、親子丼、茶碗蒸し、ゼリー、プリン
【発熱や寒気】
<食材>
エネルギー補給を補給して体温を上げるタンパク質を摂ります。ただし消化器が弱っているため脂質は控えましょう。エネルギー源ならばご飯、うどん、餅。食欲のない時は果物やゼリーを。タンパク質はたら、かれいなどの白身魚、卵や豆腐、鳥のささ身、ヨーグルト。
<メニュー>
卵豆腐、雑煮、白身魚の煮物、卵粥(ねぎ、しょうが入り)、旬の果物、アイスクリーム、ゼリー飲料、スポーツドリンク
【下痢や吐き気】
<食材>
何よりも水分をまめに補給。消化器に負担をかけず、水分、糖質(エネルギー源)、ミネラルを同時に補給できるものが理想的。
<メニュー>
梅干し入りがゆ、ミルク粥、うどん、スポーツドリンク、野菜スープ、オレンジジュース、旬の果物(冬場はみかんやりんご)
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)