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環境を変えることは「逃げじゃない」 異文化で崩れた常識…自宅に見知らぬ男、シャワーはお湯出ず

海外でプレーする中で、他文化に順応する必要性に気づいたという【写真提供:(C)Phototek NZ】
海外でプレーする中で、他文化に順応する必要性に気づいたという【写真提供:(C)Phototek NZ】

初日からトラブルの連続…悟った異文化の洗礼

 フィジーは南太平洋に浮かぶ島国で、300以上の島々からなる自然豊かな国。ナウソリという小さな都市を拠点に置くクラブに到着した初日、クラブに用意してもらった自宅でシャワーを浴びようとした瞬間からトラブルは起きた。

「お湯が出ない」

 関係者に電話すると「え、なんでお湯でシャワー浴びるの?」と驚きの返答が。「『ああ、この国は水なんだ』って。もう受け入れてやるしかなかった」と当時を振り返る。

 さらに翌日。起床すると、衝撃的な光景を目の当たりにする。それはリビングでくつろぐ見知らぬ男性の姿だった。

 あまりにも堂々した様子に「チーム関係者かな」と思ったのも束の間。後にやって来た本物のチーム関係者に「こいつ誰だ?」と聞かれ、明らかな文化の違いを悟ったという。

「僕もそれが当たり前なんだと思ったので。村中探し回ってお湯が出る家を見つけて、毎日シャワーを浴びに行ったり、洗濯機がなかったので、洗濯機がある家を見つけて洗濯したり。文化を受け入れて自分も適応していく、みたいな感じでやり始めたのが、フィジーでしたね」

 肝心のクラブでは、練習時間を守らないチームメートと大喧嘩する日々。大事な試合の前には、徹夜でお祈りをすることが通例で「寝不足の状態で勝てるわけがない」と注意したところ、メンバーから外されることもあった。

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