サッカーのコラム一覧
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なでしこ主将・熊谷紗希、世界と戦う上で「絶対に捨てない」と誓った自分の強みとは
2017.09.159月3日、フランス・D1フェミナン(女子1部リーグ)開幕とともに、なでしこジャパンのキャプテン熊谷紗希のフランス5年目の挑戦がスタートした。2011年に浦和レッドダイヤモンズ・レディース(浦和L)からドイツの1.FFCフランクフルトに移籍、13年からはオリンピック・リヨンで研鑽を続ける26歳の現在の心境に迫った。
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「がっかり」から始まったJリーグ人生 元セレソン名手を磨いた日本サッカー
2017.09.10「日本でプレーしていたからこそ、僕はセレソンにも呼ばれ、夢だったワールドカップにも出場出来たんだ」――セザール・サンパイオ
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サッカーを続けるために― なでしこ主将・熊谷紗希が“壁”を乗り越えられた理由
2017.09.09女子サッカー界は小学生の選手が増えた一方で、中学時代にサッカーに集中できる環境を失い、他のスポーツに移行する者も多い。そんななか、「サッカーを続けるため」にこだわり、学業との両立や距離の壁を乗り越えた選手もいる。現なでしこジャパンのキャプテン、DF熊谷紗希(オリンピック・リヨン/フランス)もその1人だ。
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「プレーする喜び」をいかに伝えるか 町クラブの試合で聞いたユニークな“叫び声”
2017.09.07普段フライブルクで指導者をしている僕にとって、他の地域の子供たちのサッカーを見るのはとても楽しい。それは同じドイツでも、それぞれの地域に、それぞれの特徴があるからだ。サッカー的にもダイナミックさを重視する地域があれば、技術を大切にする地域もある。でも共通して言えるのは、怒鳴り散らす指導者がいない、ということだ。
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「日本は精神的に波がある」 豪州を熟知するドイツ人元Jリーガーが感じた違いとは
2017.08.30現役時代に西ドイツ代表の一員として、1982年、86年、90年とワールドカップ(W杯)3大会連続の決勝進出を果たしたピエール・リトバルスキーは、93年からジェフユナイテッド市原(現・千葉)、ブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)と日本でプレーして引退したが、指導者に転身した後も多彩な経験を重ねた。オーストラリアでプロリーグが発足した2005年から06年までは、シドニーFCを指揮している。
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パスの出し手と受け手の理想形 元W杯戦士も唸る「ハート・トゥ・ハート」理論
2017.08.21木村和司(元横浜マリノス)、森島寛晃(元セレッソ大阪)、田坂和昭(元ベルマーレ平塚ほか)ら日本代表に名を連ねた名手を輩出してきた広島屈指の育成型クラブ、大河FC。1974年に創設し、40年以上にわたって子供たちと触れ合ってきた浜本敏勝の指導法は、これまで多くの人の共感を呼んできた。
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香川真司の今季の立ち位置は? 独スカウト部長リティが語る好敵手とアドバンテージ
2017.08.19海外サッカーのドイツ・ブンデスリーガが現地18日に開幕。日本代表MF香川真司が所属するドルトムントは、19日に敵地でヴォルフスブルクと戦う。6月の代表戦で左肩を脱臼し、キャンプに出遅れた香川は、重要な“ワールドカップイヤー”に熾烈なポジション争いを制することができるのか。ヴォルフスブルクでスカウト部長を務める元西ドイツ代表FWピエール・リトバルスキー氏は、強力なライバルの存在と香川の持つ「大きなアドバンテージ」について解説してくれた。
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「とことん自分らしく燃え尽きて」 名ウインガー石川直宏を突き動かした葛藤
2017.08.04かつてFC東京は、原博実監督(現・Jリーグ副理事長)の指揮下で、ワイドにスピーディーな攻撃スタイルを標榜し、人気を高めてきた。そしてまさにMF石川直宏は、上昇気流に乗るクラブを象徴する選手だった。
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政治に翻弄されたサッカー人生 元Jリーグ監督アルディレスが歩んだ数奇な運命
2017.07.24アルディレスが初めてアルゼンチン代表に選ばれたのが、その3年前のこと。そして翌3月、クーデターが起きて、アルゼンチンは軍事政権に移行する。冒頭の言葉の通り、アルゼンチンでサッカーは、そのまま国民のプライドと同等の意味を持つ。しかも軍事政権が誕生したため、地元開催の大会は優勝が絶対の命題となった。
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「欺こうとするのは1試合で3、4人」 Jリーグ史に残る名レフェリーの“誤審回避術”
2017.07.11「いつもレフェリーを欺こうとしているのは、せいぜい1試合で3、4人。それを早く見つけ出して気をつければいい」――レスリー・モットラム(元サッカー審判員)
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「オシムさんを超えさせてくれ」 偉大な師の背中追う“通訳出身”J2監督の挑戦
2017.06.246月17日、味の素スタジアムでは、J2で上位に位置する東京ヴェルディと愛媛FCが白熱の攻防を繰り広げた。
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「神様、あれはなんだったの?」 ラモスとW杯予選、終わりなき“ドーハの悲劇”
2017.06.12「死ぬ前に神様に聞いてみたいよ。あれはなんだったの?」――ラモス瑠偉 日本代表は13日に中立地イランでロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のイラク戦に臨む。1998年フランスW杯から6大会連続となる本戦出場に向けて、残り3試合。全10試合で争われる最終予選は佳境を迎えようとしているが、日本にとってイラクは、土壇場でW杯初出場を阻まれた苦い記憶のある相手だ。93年10月28日、いわゆる「ドーハの悲劇」である。
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浦和は美しく紳士的な勝者だったか 済州戦の乱闘騒ぎで思い起こすクラマー氏の言葉
2017.06.05「サッカーは子供を大人に、大人を紳士にする」――デットマール・クラマー “日本サッカーの父”デットマール・クラマー氏が残した至言だ。実はこうした言葉の数々に、クラマー氏が敬愛された理由がある。
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「お前のパスにお金は払ってない」 日本人FWがスペインで要求された仕掛けの意識
2017.05.28安永聡太郎は、1997年にスペイン2部のレイダに移籍したが、当時の監督は後にセビージャでUEFAカップ(UEFAヨーロッパリーグの前身)を制し、レアル・マドリードやトットナム・ホットスパーなどの名門クラブで指揮を執ることになるファンデ・ラモスだった。
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世界的FWも重症 膝の前十字靱帯&半月板、選手生命を左右する大怪我の予防策とは
2017.05.27U-20日本代表FW小川航基(ジュビロ磐田)が、韓国で行われているU-20ワールドカップ1次リーグのウルグアイ戦で左膝前十字靭帯断裂と半月板損傷の大怪我を負った。最近では、世界でもマンチェスター・ユナイテッドFWズラタン・イブラヒモビッチが右膝前十字靭帯を損傷しているが、キャリアを左右するような重大な怪我を回避することはできるのだろうか。ジュビロ磐田の元日本代表MF中村俊輔の専属トレーナーを務める新浦安しんもり整骨院入船院の新盛淳司院長に発症のメカニズムなどについて聞いてみた。
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Jリーグ暴言問題に見る日本人の“鈍感さ” 「意図はなかった」は世界で通用しない
2017.05.144日に行われたJ1リーグでは、浦和の森脇良太の暴言が物議を醸した。鹿島の選手に向かって「口が臭い」と発言。これを小笠原満男は同僚のブラジル人MFレオ・シルバに向けた言葉としたが、森脇自身は口論となった小笠原に向けたものであり、そこに「差別の意図はなかった」と主張した。だが肝心なのは、発言者の意図などではなく、受け取る側の心情だ。差別的侮辱と受け取る可能性のある人物の間近での言動を、「あなたに向けたものではない」などという理屈は、とりわけ国際社会では通用しない。
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闘莉王が規格外の得点力を誇る理由 “攻撃的DF”生んだ「バレーボール」と「自立心」
2017.04.22「日本へ来ていきなりボランチをやらせると、みんな『首が痛い』って言う。だから闘莉王も、全体を見渡せるセンターバックから始めさせたんです」――宗像マルコス望(渋谷幕張高校監督)